ボデガ・ラス・セパス
リオハの中心都市であるログローニョから南25㎞の所に位置するボデガス ラス セパス。
オーナーのご兄弟、兄サンティアゴ氏(畑担当)、弟アルベルト氏(醸造家)が2003年以前は葡萄を生産するだけでしたが「代々続くこの土地の限られた生産だが上質な土壌と環境を自然派ワインという形で兄弟で作り届けたい」
そんな想いから1995年よりオーガニック農業を開始しており、認定を受けていた葡萄を使いワイナリーを立ち上げる事を決意。
他のワイナリーよりも規格が小さい12㎏のかごを使い、全て手摘み、垂直型空気圧式圧搾機を使う事により時間は通常の圧搾機よりかかりますが葡萄への負荷を最大限減らし、腐敗を防ぎ、香りと味わいを損なわないように絞り出します。
コルクは天然である事は当然ながら、段ボールもリサイクルの物を使用するなど彼らの環境配慮の理念はワイナリー随所に伺えます。
醸造家のアルベルト・ラミレス氏の指揮の元、畑と併設する農場でも自然環境に配慮、共存を理念に、降水量が少ない地域である良気象条件に加え、害虫が少ない環境の元、オーガニックの葡萄を栽培するのに適している事に着目しオーガニックワインを作っています。
有機栽培の葡萄からワインを作る為、除草剤や合成農薬は使用しておらず。 殺虫剤の代わりに、合成性フェロモンによる害虫の交尾を攪乱させ直接殺す事はせず、次世代の発生を抑制する方法を使用しています。
オーガニックにこだわり、土壌と環境の自然的生命力を大切にし、最大限ワインに還元する為の努力を日夜惜しまず、葡萄畑や品質管理に拘ったワイナリーです。
リオハ南部の乾燥地帯に位置する為、夏は暑く、冬は寒いと寒暖差が多く、降水量も少なく、わずかに流れ出る地下水源の川などの天然水のみを使っています。
畑の合計敷地面積は52ヘクタールだが1箇所では無く、複数の周辺地域に区画ごとに所有している。
こちらのワインに使用する希少土着品種マトゥラナは約4~5ヘクタールの畑でのみ生産されておりウルニュエラ近くに有し、スペイン国内、全世界でもこの地域に少量しか存在しない白ブドウである。