【2024年】ソムリエ一次試験対策|独学で最短合格!最近の出題傾向まとめ 【2024年】ソムリエ一次試験対策|独学で最短合格!最近の出題傾向まとめ

【2024年】ソムリエ一次試験対策|独学で最短合格!最近の出題傾向まとめ

ソムリエになるためにはまず一次試験に合格しなければなりません。

しかし、この一次試験が最大の難関であるため、毎年ソムリエ試験で落ちる人のほとんどはここで振り落とされてしまいます。

「ソムリエ一次試験を制するものはソムリエ試験を制す」

と言っても過言ではないかもしれません。

そのくらい大切な一次試験ですが暗記量は膨大で、ただ闇雲に勉強していてもなかなか受かるものではありません。

大切なのは、ソムリエ一次試験の出題傾向を知り効率よく勉強することです。

本記事では一次試験の出題傾向に加え、ソムリエ試験に1発合格した筆者がおすすめする独学勉強方法もまとめています。

ソムリエ試験受験者にとって役立つ内容になっていますので、是非最後までご覧ください。

ソムリエ一次試験の概要と合格ラインは?

ソムリエ一次試験を受験するにあたってまず気になるのは合格ラインですよね。

ソムリエ一次試験の合格ボーダーラインは70%とされています。ただ、2018年に試験方法がCBT方式に変更になってからは試験終了後、その場で合否判定がされるようになり、実際の点数は公開されません。

しかし、裏を返せば3割は間違えても合格することができます。

もしも、あなたが仕事や子育て等をしながら一次試験の1発合格を目指したいのであれば、満点を目指す勉強ではなく8割程度を目指すこと。

つまり合格するためには優先すべき分野を見極め、時間配分を決めて勉強することが大切です。


【ソムリエ一次試験概要】

問題数:110〜130問

試験時間:70分

問題形式:CBT方式(パソコンによる4択問題)

受験回数:最大2回まで可能

ソムリエ一次試験おすすめ独学勉強方法

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ワインスクールに通えばどんな問題傾向があるのか、はたまたどんな勉強方法がおすすめなのかを丁寧に教えてくれます。

しかし、飲食業界やワインショップなどの接客業をしながらスクールへ通うのは難しいという人のほうが多いのではないでしょうか。

そこでここでは、ソムリエ一次試験を突破するための独学勉強方法をご紹介します。



  1. ソムリエ教本を分野別に読み、問題集を分野別に解く

  2. 分かっていないところを理解し、ノートに書き出す

  3. 間違えた分野のソムリエ教本を読む

  4. 暗記できていない分野の暗記カードを作成

  5. 最後の1〜2ヶ月は過去問中心に勉強する


筆者は上記の順に試験勉強をした結果、年明けの1月から本格的に試験勉強をはじめ、約6ヶ月の独学でソムリエ一次試験に1発合格することができました。

スクールに通えない方や独学での勉強方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

・ソムリエ教本を分野別に読み、問題集を分野別に解く

一般社団法人ソムリエ協会の公式HPによると一次試験の試験内容は以下の通り。


[第一次試験]〈2呼称共通〉

CBT試験:2024年度日本ソムリエ協会教本より出題


ソムリエ教本内のすべてが出題範囲であり、試験を行う日本ソムリエ協会が出版している教本なので、他の参考書を覚えるよりも確実です。

しかし、ソムリエ教本は700ページ超えのとても分厚い本になっています。隅から隅まですべて覚えるぞ!といった学習方法ではいくら時間が合っても足りません。

さらに独学の場合、最初から順番に読む人が多く、最後まで読み終わった時点でどこが覚えていてどこが理解できていないか分からないという事態に陥りがちです。

ここでおすすめしたい方法は、分野別(単元別)に読んでいくことです。一単元読み終わったら問題集で理解度をチェックしましょう。

また、勉強する分野は順番に読み進めるのではなく、本ページ内で後述する出題傾向の高い順に行うことで最短距離で合格点に近づくことができます。

勉強前にこれまでの出題傾向を把握しておくことが大切です!

 

・分かっていないところを理解し、ノートに書き出す

ソムリエ教本を読んでから問題集をやってみると、どの分野が理解出来ていない、もしくは苦手なのかを知ることができます。

効率的に勉強を行うためにはとても大切な勉強過程です。

理解できていない場所は付箋を貼る、ノートに書いておくなどして、試験前に重点的に行うことで直前にも得点アップを望めます。

 

・間違えた分野のソムリエ教本を読む

間違えが多い分野や理解が足りてないと感じた分野はもう一度ソムリエ教本に戻りましょう。

この時、一緒に暗記カードを作っておくと効率的に勉強がはかどります。

 

・暗記できていない分野の暗記カードを作成

ソムリエ試験で合格する人と不合格の人との違いは、暗記ができているかできていないかの違いです。

しかし残念ながら、暗記に近道はありません。何度も何度も繰り返し暗記することが着実に暗記できる方法です。

教本や問題集を解いているのになかなか暗記が出来ていないと感じる人は、空き時間に暗記カードで繰り返してみて下さい。

覚えたカードは取っていくようにすると、さらに効率よく暗記ができますよ。

 

・最後の1〜2ヶ月は過去問中心に勉強する

最後の1〜2ヶ月はこれまでの勉強から得意不得意などを洗い出し、調節期間にしたいところです。

少し余裕を持って2ヶ月前からできればベストですが、大抵の人は4までのステップをギリギリまですることになるのではないでしょうか?

過去問は1ヶ月前からでも構いませんが、最低でも受験前に過去問3〜4年分は間違えた場所の復習までしっかりと終わらせてテストに望むようにすると安心です。


近年の出題傾向は?

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2018年よりパソコンによる出題(CBT方式)が導入され、一人一人出題内容が異なるようになったので、これまでのような公式の出題傾向は発表されていません。

そのため、正確な出題傾向を知るには2017年以前の過去問を参考にする他にありません。

しかし、基本問題に関してはCBT方式導入されてからも同じ傾向にあり、基本問題で全体得点の約8割近くを締めているのが現状です。残りの2割は、応用問題や新出題問題になっているため、余裕があれば勉強する、もしくは直前に目を通しておき、その問題が出たらラッキー程度でも良いかもしれません。

とにかく一次試験での合格の鍵は、毎年必ず出題されているオーソドックスな問題を確実に得点していくことです。

この方法勉強していれば十分な合格点は期待できますし、毎年の出題傾向に大きく左右されることはなくなります。

出題傾向の分野別ランキング

こちらはCBTになってから某ワインスクールが取った統計データによる概ねの出題ランキングです。(CBT方式により一人一人異なるので出題数目安として考えて下さい)


ランキング

分野

出題数

総得点(上から)

1位

フランス/ワイン概要

各12問

24点

2位

イタリア

8問

32点

3位

日本

7問

39点

4位

スペイン/オーストラリア

各6問

51点

5位

酒類飲料概論/ドイツ/アメリカ

各5問

66点

6位

日本酒・焼酎

4問

70点

7位

ポルトガル/オーストラリア/南アフリカ/チリ/アルゼンチン/ニュージーランド/テイスティング/チーズ/ワインの購入保管熟成販売/地図問題

各3問

100点

8位

ギリシャ/ハンガリー/統計問題/料理問題

各2問

108点

9位

スイス/ブルガリア/ルーマニア/ジョージア/スロヴェニア/クロアチア/モルドバ/ルクセンブルグ/英国/カナダ/ウルグアイ/ソムリエの職責とサービス実技

各1問

120点


さきほどお伝えしたようにソムリエ一次試験の合格ボーダーラインは70%です。

つまり、120問中84問が得点できれば合格ラインの70%を突破します。余裕を持って80%の96点を目指すには、出題順位7位までの分野を徹底的に暗記、する必要があります。

ところが、近年では8位9位のような1、2問しか出ない新世界の問題も毎年まんべんなく出題されていています。おおよそ20点あるため、完全に捨てるというスタンスは危険です。オーソドックスな問題と同じように時間をかける必要はありませんが、勉強はしておいた方が良さそうです。

また、出題傾向は年によって変わることもあり、絶対的な統計ではありません。あくまでも勉強の優先順位を決めるための基準として参考にしてくださいね。

傾向と対策

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CBTになってからの方式になってからの傾向としては、これまでと同様にフランス・イタリア・ドイツなどのワイン伝統国とワイン概要に関する問題は、オーソドックスな問題が多く、クセのある問題は出にくい傾向にあります。ここで40点近くあるので、しっかりと得点しておきたいところです。

さらに注目すべき分野は日本です。近年、日本に関しての出題数が増えており、出題内容も深くまで突っ込まれています。日本酒・焼酎と合わせると11問近く出題されることになりますので、伝統国と同様に時間をかけるべき分野の一つといえるでしょう。

一方で新世界(特にオーストラリ・アメリカ)の問題は、かなり突っ込んだ内容まで出題される傾向にあります。かなり勉強している人でもここで満点を取るのは難しいので、試験の際は分からない問題が出題されても焦らず、分かる問題から確実に解いていきましょう。

そして、毎年1〜2問出題されているいわゆるマイナー国に関してですが、簡単な問題から難解な問題までさまざまな問題が出題される傾向にあります。1〜2問は出るので全く捨てることはできませんが、ここで時間を取られて試験までに伝統国や日本の分野が覚えきれなかったということがないように上手く時間配分を考えて勉強に取り組みましょう。

 

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まとめ

ソムリエになるために一次試験を何年も受験している人も多く、一次試験は生半可な勉強では受からないと覚悟を決めて勉強をはじめましょう。

二次試験などのテイスティング試験や三次試験の口頭質問などに運はあるかもしれませんが、一次試験は運などではありません。とにかくどれだけ暗記したか。どれだけ覚えられているか。という点が問われる試験。そうです、暗記することこそがソムリエ試験合格の秘訣です。

とはいえ、闇雲に片っ端から暗記していくのは非効率で、その努力が報われない結果に繋がることもあります。

効率的な勉強方法を迷っている方は、ぜひ今回ご紹介した傾向から対策を考えて自分に一番あった勉強方法を見つけてくださいね。

一次試験さえ突破できれば、目指すソムリエ資格は目の前です!本記事があなたのソムリエ資格取得に少しでもお役立てできますと幸いです。

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