第二回目は弊社マーケティング部の荒関直美と、東京営業部の川地さくらの二次試験対策について記事です。
荒関直美

ワインに関する経験値が圧倒的に少ない私は2次試験(ブラインドテイスティング)は不安しかありませんでした。
まずは月に1回、会社の皆とワインバーにお伺いすることから始まりました。時間を図りながら本番形式でブラインドテイスティング練習。
まずは月に1回、会社の皆とワインバーにお伺いすることから始まりました。時間を図りながら本番形式でブラインドテイスティング練習。
初めは時間も足りず、焦るばかりでしたが、早い段階で本番形式で取り組めたのはよかったと思います。
そうは言っても1次試験が終わった時にさすがにこのままではまずいと思い、アカデミーデュヴァンの単発の2次試験対策クラスに行くことにしました。クラスをとる時に気を付けたのは先生によって考え方が違うので、1人の先生に絞ることです。その先生の平日のクラスなどは日程が合わず、泣く泣く諦めたものもありました。そんな中、厳選して受けたクラスは下記の6種類です。
①二次対策の基本と得点テクニック:白ワイン編(二次テク白)
②二次対策の基本と得点テクニック:赤ワイン編(二次テク赤)
③シャルドネ産地比較&シャルドネと間違いやすいワイン
④最頻出6品種 新世界編 (新6種)
⑤ローカル品種を見極める 白ワイン編 (ローカル白)
⑥ローカル品種を見極める 赤ワイン編 (ローカル赤)
①~④のクラスを受け、だんだんとコツをつかんでいたのに最後の2クラス⑤⑥を受けたら、また迷路に入り込んでしまいました。
もう分からな過ぎてどうしたものかと。
ここでもう一度基本に戻ることにしました。
本番の選択式解答用紙の文言とにらめっこ。各品種を比較しながら徹底して覚えました。ここがポイント。本当に覚えました。
先生もおっしゃっていましたが、そらで言えるくらい徹底しました。
澄んだ、輝きのある~、レモンイエローって具合に選択肢の上から下まで確認しました。
試験ではワイン3種のブラインドテイスティングの他に、その他のお酒が出ます。
そちらの対策は最後の最後に集中して行いました。

ワインバーの先生から教えていただいた過去に試験に出たお酒一覧でジャンル、色などを覚えようとしたんですが、今まで飲んだことないお酒も多く、なかなか頭だけで覚えられない。そこで日頃お世話になっているお客様のバーにお伺いし、ご教授いただきました。
最初に田町のカディスバー様、ボトルをずらっと見せていただいたことにより、格段に覚えやすくなりました。リキュールってボドルが個性的ですね。
それから表参道のBar MIZ様、こちらは毎年その他のお酒対策をやっているだけあり、お話も上手でお酒の歴史などを交えて教えていただいたので、試験の為じゃなくお酒を勉強したいと強く思いました。
最後に麻布十番のBar FORTIFIED様。シェリーやポートワイン、マデイラなどの酒精強化専門のバーです。
ここでは、「もしソムリエに受かったらちゃんとポートワインの勉強もするのでよろしくお願いします」と神様にお願いしながら、試飲の勉強をしました。まさかの神頼みです。
やれることはやって試験に臨みましたが、結果、5問中、ワインは品種と生産国が3問全問正解し、その他のお酒は1問(ピスコ)正解しました。
あとやったことは過去の出題実績を分析して、出題予想も立ててはいました。(これはお客様にそんな勉強法はダメだとお叱りを受けたので大きな声では言えませんが、それほど時間がなくて切羽詰まっていましたが、試験対策としては有効でした)
初めに社長が「皆で挑戦しよう!」とのろしを上げてくれたことで挑戦する意欲がでました。(もし1人だったら、ソムリエ試験は難しくて自分にはまだ無理だから、もう少し先になってからと思っていたかもしれません)
これからも地道にワインを楽しみながら勉強していきたいと思います。
荒関直美のおすすめのワインはこちら
川地さくら
私は昨年ワインエキスパートを受験していたため、2次試験から臨みました。
テイスティングは過去の出題傾向から出る確率の高いものを中心に練習に取り組みました。
ワインを飲む機会があるときは周りにも協力してもらい、ブラインドテイスティングする回数をとにかく多くしました。
そこで私が一番大事にしていたのは、自分のテイスティングコメントと解答(一般的なコメント)のずれをしっかりと都度確認することです。樽のニュアンスが感じにくかったり、酸が強く感じることがあるなど人によって感じ方が違うため、自分の弱い部分を分析することで、そこを意識的に考えられ大幅なずれを防ぐことができるからです。
その他のお酒については色別に覚え、アルコール度数を意識しました。
2次試験の時に一緒に行われる3次試験の論述対策は、通年出題されている「○○のワインにあう料理」をあらかじめ4タイプ考えてすぐ書けるように丸暗記していました。
そのおかげで、焦ることなく問題に取り組むことができました。ほかの問題も自分なりの考えをペンを止めることなく書いていたものの最終問題は半分ほどまでしか書くことができませんでした。
とにかく時間が足りないため、思ったことをまず書き込むことが大切だなと思いました。
ソムリエ試験取得を機に今後はさらにワインの奥深さを学ぶため、国際的に認められている認定資格である WSET Diplomaを目指したいと考えています。