高品質の無添加スパークリング、カジュアルに楽しみたいペットナット 高品質の無添加スパークリング、カジュアルに楽しみたいペットナット

高品質の無添加スパークリング、カジュアルに楽しみたいペットナット

スペインの北東、カタルーニャ州・ペネデス(Penedès)は、スペインが世界に誇るスパークリングワイン「カバ(Cava)」の産地として知られています。そんなペネデスから弱発泡性のオーガニックワイン、ペットナット(PetNat)が届きました。

数あるスパークリングワインの中でも、自然な造り方と優しい泡立ちで世界的に人気のワイン、ペットナット(PetNat)。

今回は、ペネデス(Penedès)にある古くから有機農法を実践するメーカー、パレス・バルタ(PARES BALTA)が手がける、土着品種チャレロと国際品種のソーヴィニヨン・ブランを使ったペットナット(PetNat)、マテリア・プリマ ペットナット (Materia Prima PetNat)を、簡単な解説と合わせてご紹介します。

 

ペットナット(PetNat)とは

ペットナット(PetNat)は、フランス語のPétillant Naturel(ペティアン・ナチュール)という言葉の略称で、直訳すると「自然に造られた弱発泡性ワイン」という意味です。

「ペティアン(Pétillant)」とは、フランスで古くから造られている弱発泡性ワインのことで、シャンパンやカバなどの一般的なスパークリングワインのガス圧が3〜6気圧なのに対し、ペティアン(Pétillant)のガス圧は1〜2.5気圧程度と優しい泡立ちが特徴です。

ペットナット(PetNat)という言葉はオーガニックワインの普及とともに造られた造語で、現在では世界中の生産者がペットナット(PetNat)という呼び名のワインを造っています。明確な定義はありませんが、通常のスパークリングワインのような補糖をせず、一次発酵のみで造られた「自然派の弱発泡性ワイン」のことを総称して、ペットナット(PetNat)と呼んでいます。

しっかりとした泡立ちのカバ(Cava)とはまた違った、優しい泡立ちと口当たりが特徴のペットナット(PetNat)は、できるだけ人の手を介さない自然な造り方がオーガニックワインファンの間で話題となり、今や世界中で人気のスパークリングワインの1種となっています。

 

カバ(Cava)とペットナット(PetNat) 造り方の違い

カバ(Cava)が伝統的なシャンパーニュ方式で造られることはワインがお好きな方ならご存知の方も多いですよね。カバ(Cava)とペットナット(PetNat)の造り方の違いを解説します。

 

カバ(Cava)の造り方(メトード・トラディショナル)

カバ(Cava)を造る時に用いられる「メトード・トラディショナル」という方法は「シャンパーニュ方式」とも呼ばれ、密閉した瓶の中で二次発酵をさせ炭酸ガスを閉じ込めておくことで、発泡したワインを造る伝統的な方法です。

 

  1.       収穫したブドウを圧搾し、大きなタンクや樽の中で絞った果汁を発酵させます。(一次発酵)
  2.       発酵が完全に終わった状態のワインと一緒に酵母と糖を瓶に入れます。ワインと共に瓶の中に入れられた酵母と糖によって瓶内で二次発酵が起き、二酸化炭素が発生します。
  3.       密閉された瓶の中で発生した二酸化炭素はワインに溶け込み、カバ(Cava)の力強い泡が生まれます。
  4.       二次発酵が終わった後は瓶内で熟成が進められ、一度王冠キャップを外して澱抜きをした後に糖分を加え甘みの調整をします。
  5.       最後にコルク栓をして、ワインが落ち着くまで一定期間寝かせてから出荷されます。

 

ペットナット(PetNat)の造り方(メトード・アンセストラル)

ペットナット(PetNat)を造る時に用いられる「メトード・アンセストラル」という方法は、フランスの南西地方などの限られた産地でのみ用いられている造り方です。

 

  1.       収穫したブドウを圧搾し、大きなタンクや樽の中で絞った果汁を発酵させます。
  2.       ペットナット(PetNat)を造る時は、一次発行の途中、理想の残糖度に達したタイミングでワインを瓶に詰めます。
  3.       発酵途中のワインは液体の中に酵母と糖が残った状態なので、密封された瓶の中でも一次発酵が進みます。
  4.       瓶の中で発生した二酸化炭素がワインに溶け込み、自然な泡となります。
  5.       瓶の中で一次発行が終わったら、ほとんどのペットナット(PetNat)は澱抜きをせず、王冠キャップが付けられたまま出荷されます。(澱を抜く場合は一度キャップを外し、澱抜きをして再度栓がされます。)

 

ペットナット(PetNat)は一般的なスパークリングワインよりもガス圧が低いため、ガスが抜けるのを防ぐのと天然酵母の旨みを生かすために澱抜きをしないものが多く、王冠キャップのまま出荷されるものがほとんどです。

一般的なスパークリングワインに比べ発酵後の熟成期間が短いため、生の果物のようなフレッシュな味わいや香りを楽しむことが出来ます。

シャンパンとカバの違いについて、詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

◆合わせて読みたい記事

スパークリングワインとシャンパンの違いとは?味は同じ?徹底的に解説します

https://sukoruni.wine/blogs/wine-column/whats-the-difference-between-sparkling-wine-and-champagne?_pos=6&_sid=68f24388a&_ss=r

 

マテリア・プリマ ペットナット

【商品情報】 

商品名

マテリア・プリマ ペットナット (Materia Prima PetNat)

生産者

マテリア・プリマ(Materia Prima)

地域

カタルーニャ州(Cataluña)
D.O.ペネデス(D.O. Penedès)

ビンテージ

2022

生産国

スペイン 

ブドウ品種

チャレロ(Xarel・lo)85%、ソーヴィニヨン・ブラン15%(果皮含む)

認証・規格

ユーロリーフ、EU有機認証有

おすすめ料理

洋梨と生ハム、生春巻き、フレッシュチーズのサラダ、帆立貝のフリット、チキンコンフィなど

発酵容器

ステンレススティールタンク

発酵期間

14日間

発酵温度

15 ~16℃

度数

12%
     

テイスト

ドライ(弱発泡)

飲み頃の温度

8∼10℃

容量

750ml

 

マテリア・プリマ  ペットナット(Materia Prima PetNat)について

マテリア・プリマ ペットナット (Materia Prima PetNat)は、ペネデスの生産者、パレス・バルタのナチュラルワインプロジェクト、マテリア・プリマ  (Materia Prima)によって生まれました。マテリア・プリマ  (Materia Prima)は、全ての工程において極力人の手を介さず、自然にワイン造りを行うプロジェクトです。

土着品種のチャレロに、国際品種であるソーヴィニヨン・ブランを加え、独自の製法で複雑な芳香と風味を表現しています。有機農法で栽培されたチャレロは、ブドウについている野生酵母のみで発酵が進められ、発酵後は清澄や濾過を行わずに瓶詰めされます。酸化防止剤(SO2)無添加で、オーガニックなだけでなくヴィーガンにも対応したワインで、歴史あるワイナリーの伝統と、常に向上し続ける生産者の情熱を味わえる一本です。

 

パレス・バルタ(PARES BALTA)ナチュラルワイン プロジェクト

パンデミックが本格化した 2020 年半ば、クシネ家はこれまで以上に一緒に集まり、話し合い、将来のプロジェクトについて構想する時間を持ちます。家族経営のクシネ家は長きにわたり有機農業とビオディナミを実践してきた実績があり、SO2を含まない様々なワイン醸造技術を実験しました。

こうして全ての工程でSO2を使用せず、人の介入を最小限に抑えるワイン造りを実践する「ナチュラルワインプロジェクト マテリア・プリマ」が始まったのです。

彼らの目標は常に「誰もが理解し楽しめるクリーン且つ高品質で表現力豊かなワインを造ること」です。マテリア・プリマはまさにそれを実現しています。

 

味わいの特徴

明るいレモンイエローの色調。洋梨やりんごのような芳醇なアロマに、熟したグレープフルーツのニュアンスを感じられます。口に含むと優しい泡立ちと爽やかな酸味が広がり、後味にはソーヴィニヨン・ブランを思わせるハーブの香りですっきりとした後味。豊かな果実味がありながらドライな後味で、しっかり冷やして楽しみたい弱発泡性ワインです。

 

おすすめのペアリング

フルーティーな香りとドライな味わいで、ほのかな甘苦さも感じられるマテリア・プリマ ペットナット (Materia Prima PetNat)には、果物や野菜を使ったお料理と合わせていただくのがおすすめです。

洋梨と生ハムの前菜や、香草をたっぷり使った生春巻きなど、野菜の苦味と果物の甘さがワインの味わいと調和してよく合います。魚介であれば白身魚や帆立貝のフリットなどの揚げ物も良いですし、ビネガーを効かせたカルパッチョなども良いでしょう。お肉は鶏肉のコンフィや豚肉のローストなどがおすすめです。程よい発泡性がお口の中をさっぱりさせ、どんなお料理も引き立ててくれます。

 

まとめ

今回は、ペネデスの生産者パレス・バルタのナチュラルワインプロジェクト、マテリア・プリマ  (Materia Prima)によって生まれたペットナット、マテリア・プリマ ペットナット (Materia Prima PetNat)をご紹介しました。

今や世界中で親しまれているペットナット(PetNat)ですが、「メトード・アンセストラル」という醸造方法は「古代方式」とも呼ばれる方法で、瓶詰めをする時の「理想の残糖度」になるタイミングの見極めは、醸造家の経験と技術が試されるとても難しい方法だと言われています。

古くから有機農法を取り入れ、現在ではビオディナミの先駆者とも言える2人の女性醸造家が率いるマテリア・プリマ  (Materia Prima)のペットナット(PetNat)を、ぜひ一度味わってみてください。

 

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