日本各地のおすすめ紅葉スポット10選を紹介 日本各地のおすすめ紅葉スポット10選を紹介

日本各地のおすすめ紅葉スポット10選を紹介

夏の名残が過ぎて少しずつ秋の気配が訪れる9月からは日本の北から南へ、広葉樹林や草原が色づく、美しい紅葉のシーズンがやってきます。この記事では日本各地のおすすめ紅葉スポットを北から南へ、厳選して10ヶ所紹介します。

おすすめ紅葉スポット10選

大雪山・黒岳

スコルニワイン 大雪山・黒岳 紅葉

北海道の中央に位置する大雪山系の黒岳は日本で一番早い紅葉が見られることで人気のスポットです。標高1,984mの山頂付近は9月上旬から色づき始め、だんだん麓へと紅葉が広がっていきます。ナナカマドやウコンウツギ、ミネカエデなどの見頃は9月中旬です。

黒岳へはロープウェイで気軽に上ることができ、往復30分で大雪山連峰を一望できます。さらに7号目まで上れるリフトに乗りつぐと秋の色彩をより臨場感たっぷりに感じられるでしょう。リフトを降り1時間半ほど登ると、山頂から眼下に広がる紅葉と遠くの荒々しい山のコントラストが見事な絶景を楽しむことができます。

大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ

住所:北海道上川郡上川町層雲峡

電話:01658-5-3031

アクセス:旭川紋別道・上川層雲峡インターチェンジから車で約30分/JR「上川駅」から道北バス「層雲峡・上川線」乗車「層雲峡」まで約30分、バス停から徒歩約5分

公式HP: 大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ


栗駒山(宮城県)

スコルニワイン 栗駒山 紅葉

標高1,626mの栗駒山は東北地方のほぼ真ん中に位置し、山頂からは月山、鳥海山、蔵王連峰、駒ヶ岳、早池峰山、そして太平洋までを一望できる絶景ポイントです。雄大な山裾はナナカマドやブナ、カエデなどで赤や黄色、オレンジ、緑のグラデーションに染まり、その眺めは「神の絨毯」と称されることも。紅葉の見頃は9月下旬〜10月上旬。周辺には古くからの名湯もあり、登山で疲れた体を癒してくれます。

栗駒山(宮城県)

住所:宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東(いわかがみ平)

電話:0228-28-4166(栗原市観光物産協会)

アクセス:東北自動車道・若柳金成インターチェンジから車で約60分/JR「くりこま高原駅」から車で約70分(9月下旬から10月中旬までマイカー規制が行われる予定)

公式HP:栗原市観光ポータルサイト・ぎゅぎゅっとくりはら 

日光・戦場ヶ原

スコルニワイン 日光 戦場ヶ原 紅葉

奥日光の標高1,400mの場所に広がる高層湿原である戦場ヶ原。その名前の由来は赤城山の神と男体山の神が中禅寺湖を巡ってこの地で争った、という伝説から来ているそうです。350種以上の植物が自生していて季節や天候ごとに神秘的な風景を見せてくれます。野鳥の種類が多いことでも有名なので、可愛い鳥の姿も見つけられるかもしれません。

9月下旬〜10月上旬には湿原が一面に色づく草紅葉を眺めながら、自然探求路をハイキングすることができます。草紅葉の他にもカラマツやシラカンバなどの紅葉も楽しめます。また、星空がきれいに見られるスポットとしても知られているので、紅葉を見た後には星空鑑賞するのもおすすめです。

日光・戦場ヶ原

住所:栃木県日光市中宮祠

電話:0228-22-1525(日光市観光協会)

アクセス:日光宇都宮道路・日光インターチェンジから車で約40分/JR「日光駅」もしくは「東武日光駅」から湯本温泉行き東部バス乗車「三本松」まで約70分、バス停から徒歩1分(ハイキングの場合は手前の「赤沼」で下車)

公式HP:日光市観光協会公式サイト

尾瀬ヶ原

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尾瀬一体は手付かずの原始林に囲まれた日本最大級の高層湿原で、中でも尾瀬ヶ原は本州最大。周囲を2,000m級の高山に囲まれ、標高1,400mに位置します。開放感たっぷりの尾瀬ヶ原の草原が9月中旬〜10月初めにかけて金色に染まる風景は圧巻です。9月下旬からはウルシやブナなどの広葉樹が赤や黄色に染まり、針葉樹の緑と美しいコントラストを見せて楽しませてくれます。

尾瀬ヶ原

住所:群馬県利根郡片品村・福島県南会津郡檜枝岐村尾瀬ヶ原

電話:0278-58-3222(片品村観光協会)

アクセス:関越自動車道・沼田インターチェンジから車で国道401号経由戸倉まで約55分、マイカー規制のためマイクロバスに乗り換え約30分で鳩待峠へ、、徒歩約60分で山の鼻へ、

東北自動車道西那須野塩原インターチェンジから車にて約2時間で枝岐村御池駐車場へ、駐車場から徒歩約3時間30分/JR「沼田駅」から大清水行きもしくは尾瀬戸倉行き関越交通バス乗車「尾瀬戸倉」まで約80分、鳩待峠行きマイクロバスへ乗り換え約30分

公式HP:片品村観光協会公式サイト・かたしないろ

栂池自然園

スコルニワイン 栂池自然園 紅葉

長野県の栂池(つがいけ)自然園は標高1,900mに位置し、日本でも有数の高層湿原があるため多種多様な動植物が命を育んでいます。運が良ければカモシカやオコジョといった野生動物に出会うことができるかもしれません。

5.5kmほどの遊歩道に沿って美しく色づく、湿原ならではの草紅葉は9月下旬ごろからが見ごろです。その頃にはナナカマドも赤く染まり、10月に入るとダケカンバが黄色い葉を楽しませてくれます。10月中旬〜下旬であれば栂池に登る「栂池パノラマウェイ」の窓から大きく広がる紅葉の景色と白く輝く白馬連峰の対比を眺めることができるでしょう。

栂池自然園

住所:長野県北安曇郡小谷村栂池高原 栂池自然園

電話:070-4091-5204(栂池ビジターセンター)

アクセス:上信越自動車道・長野インターチェンジ、長野自動車小津・安曇野インターチェンジから車で約1時間30分、北陸自動車道糸魚川インターチェンジから車で約1時間20分/JR「長野駅」から特急バス乗車「栂池高原」まで約1時間46分、JR「南小谷駅」タクシー・バスで「栂池高原」まで約30分、JR「白馬駅」からタクシー・バスで「栂池高原」まで約30分/新宿バスタから高速バスで「白馬八方」まで約5時間13分、バスなどで「栂池高原」へ

公式HP: 栂池自然園

国営昭和記念公園

スコルニワイン 国営昭和記念公園 紅葉

国営昭和記念公園は東京都立川市と昭島市にまたがる国営の公園です。98本、300メートルの「かたらいのイチョウ並木」と106本、200メートルの立川口「カナール沿い」の2本のイチョウ並木があり、10月下旬〜11月下旬には黄金色のトンネルができます。園内ではイチョウ以外にもカエデ類、桜、イイギリ、ケヤキやトチノキなどたくさんの種類の紅葉が楽しめます。駅から徒歩10分以内とアクセスも良く、都心から気軽に訪れることができる人気の紅葉スポットです。

国営昭和記念公園

住所:東京都立川市緑町3173

電話:042-528-1751(国営昭和記念公園管理センター)

アクセス:中央自動車道・国立府中インターチェンジから車で約25分/JR「立川駅」「東中神駅」から徒歩約10分、JR「西立川駅」から徒歩約2分、西武拝島線「武蔵砂川駅」から徒歩約20分、多摩都市モノレール「立川北駅」から徒歩約13分

公式HP:国営昭和記念公園 

嵐峡香

愛知県豊田市の香嵐峡は命名されて90年を迎えた紅葉の名所です。その始まりは香積寺第11世住職三栄和尚がカエデや杉などを植えた1634年(寛永11年)頃だとされています。三栄和尚は美しい自然をより美しく、との願いを込め、参道から寺境内にかけて般若心経一巻を誦すごとに1本1本植樹したと伝えられています。さらに、大正の終わりから昭和の初めにかけては住民ボランティアによって大規模なモミジの植樹が行われました。約4000本あると言われるイロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが赤や黄色に色づく様は圧巻です。紅葉の見頃は11月上旬〜下旬までとなっています。

香嵐峡

住所:愛知県豊田市足助町飯盛

電話:0565-62-1272(豊田市足助観光協会)

アクセス:猿投グリーンロード・力石インターチェンジから車で約15分、東海環状自動車道•豊田勘八インターチェンジから車で約20分/名古屋鉄道「東岡崎駅」から足助行き名鉄バス乗車「香嵐峡」まで約70分、バス停からすぐ。

公式HP:豊田市足助観光協会 

圓光寺

スコルニワイン 圓光寺 紅葉

京都市市街地北部、左京区一乗寺にある圓光寺は1601年からの歴史がある臨済宗南禅寺派の寺院で、徳川家康によって学問所として設立されました。池泉回遊式庭園「十牛之庭」には紅葉が立ち並んでいます。現代になって作られた枯山水「奔龍庭」も紅葉の季節がおすすめです。

京都の中でも季節の寒暖差の大きい洛北に位置する圓光寺の紅葉は毎年美しく色づきます。境内からは燃えるような紅葉とともに、遠くに北山や嵐山の眺めが楽しめます。本堂の前には珍しい盃型の水琴窟があり、幻想的な音で聴く人の心を和ませてくれることでしょう。紅葉の見頃は11月中旬から12月上旬となっています。

圓光寺

住所:京都府左京区一乗寺小谷町13

電話:075-781-8025

アクセス:名神高速道路・京都東インターチェンジから車で約30分/叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩約15分、JR「京都駅」から市バス乗車「一乗寺下り松町」まで約35分、バス停から徒歩約10分

公式HP:瑞鳳山圓光寺

宮島・紅葉谷公園

スコルニワイン 宮島 紅葉谷公園 紅葉

世界遺産、厳島神社から徒歩5分のところにある宮島・紅葉谷公園は天然記念物に指定されている弥山原始林の麓にあります。11月中旬〜下旬にかけてはイロハモミジ、オオモミジ、ウリハダカエデやヤマモミジなど、700本ほどの樹々が赤やオレンジ、黄などに色づきます。宮島内には他にも神社仏閣など、歴史的建造物が数多くあるので、紅葉とともに観光も楽しむと良いでしょう。

宮島・紅葉谷公園

住所:広島県廿日市市宮島紅葉谷

電話:0829-30-9141(廿日市市観光課)

アクセス:広島岩国道路・廿日市インターチェンジから宮島口桟橋まで車で約28分、フェリーに乗船、宮島口まで約30分、下船後徒歩約7分/JR「宮島口駅」から徒歩約5分または広島電鉄宮島線「広電宮島口駅」から徒歩約1分、宮島口桟橋から船で約10分「宮島桟橋」下船後徒歩約20分

公式HP:一般社団法人宮島観光協会 

くじゅう連山

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大分県玖珠郡九重町から武田市北部にまたがる「くじゅう連山」は九州本土最高峰である標高1,791mの中岳をはじめ、標高1,700m級の山が連なっています。春の大船山(たいせんざん)頂上に咲く天然記念物「ミヤマキリシマ」のピンクの眺めが有名ですが、10月下旬〜11月中旬の山肌の、リンドウやカエデ、モミジやナナカマド、ハゼなどの燃えるような赤や黄、山麓、久住高原のススキの黄金色も見事です。

くじゅう連山

住所:大分県玖珠郡九重町田野

電話:0973-76-3150(九重町商工観光課)

アクセス:大分道・九重インターチェンジから車で約40分

公式HP:九重町観光協会

まとめ

以上、日本各地のおすすめ紅葉スポット10選を北から南へと紹介してきました。

秋はワインの新酒が発表される時期でもあります。美しい紅葉とともに採れたてぶどうのワインを楽しむ。そんな日本ならではの秋の過ごし方をしてみてはいかがでしょうか。

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