スペインで人気を集めている白ぶどう品種Verdejo(ベルデホ/ヴェルデホ) をご存知ですか?
フレッシュでリッチなフルーツのアロマとハーブや柑橘系の爽やかなアロマがバランスよく取れたVerdejo(ベルデホ/ヴェルデホ)。一般的にジューシーな果実味と清涼感溢れるさっぱりとした後味が魅力のスペイン白ワインとして知られています。
今回は、そんなVerdejo(ベルデホ/ヴェルデホ)の中でも高樹齢のぶどう樹を使用し、造られた爽やかな風を感じるクールな白ワイン「Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)」をご紹介します。80~100年の古樹のVerdejo(ベルデホ/ヴェルデホ)ならではの奥深い味わいがあります。
Verdejo(ベルデホ)とは?
Verdejo(ベルデホもしくはヴェルデホ)は、カスティーリャ・イ・レオン州にあるD.O.Rueda(D.O.ルエダ)を中心に栽培されているスペインの白ぶどう品種です。 名前の“Verde(ベルデ)”とは、スペイン語で“緑色”という意味です。その名の通りVerdejo(ベルデホ)のワインは少し緑がかったイエローグリーンです。
Verdejo(ベルデホ)は、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョとも似た、フレッシュで豊かな果実味、さっぱりとした爽やかな清涼感のある白ワインです。一般的には、レモンやライム、グレープフルーツといった柑橘系のアロマに華やかな白い花のアロマ、ハーブ系のさっぱりとしたアロマを特徴としますが、熟成にも適したぶどう品種としても人気があります。熟成により時間をおくことで、トーストやアーモンドといった香ばしいアロマが顔を出し、驚くほど表現豊かに風味が変化していきます。
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)
【商品情報】
商品名 |
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス) |
生産者 |
Bodegas Cuatro Rayas(ボデガス・クアトロ・ラヤス) |
ビンテージ |
2019年 |
設立 |
1935年 |
おすすめ料理 |
平目のカルパッチョ、魚介類の白ワイン蒸し生春巻き、あさりと三つ葉のかき揚げなど |
生産国 |
スペイン |
地域 |
D.O.ルエダ (D.O.Rueda) カスティーリャ・イ・レオン州 |
ぶどう品種 |
ベルデホ 100% 【樹齢80~100年】(100% Verdejo) |
発酵容器 |
ステンレス・スティールタンク |
熟成方法 |
全体の15%を500Lのフレンチオークで熟成。残り85%を発酵で使用したステンレス・スティールタンク内でシュールリー製法でバトナージュしながら5ヶ月間熟成。 |
発酵期間 |
21日間 |
度数 |
13.0% |
テイスト |
ドライ |
飲み頃の温度 |
8~10°C |
容量 |
750ml |
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)について
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)では、樹齢100年を超えるVerdejo(ベルデホ)を贅沢に100%使用しています。19世紀に起こった大災害フィロキセラ渦を耐え凌ぎ、生き抜いた高齢ぶどう樹からできるVerdejo(ベルデホ)は珍しく、希少価値の高いスペイン白ワインです。
セゴビア地方の砂質土壌で栽培された樹齢80~100年のぶどうを丁寧に収穫、厳選した酵母にて15℃で発酵を行います。その後ワインの15%は、500 Lのフレンチオーク樽で熟成させます。残りの85%は、ステンレス・スティールタンク内においてバトナージュしながらシュールリー製法で5ヶ月間の熟成を行います。
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)は、GUÍA PEÑÍN 2023にて5つ星、92ポイントの高評価を受けています。
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)の味わい
色はやや緑がかったレモンイエロー。Verdejo(ベルデホ)が持つ本来の力強いアロマを活かして造られたCuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)は、口に含むとしっかりとしたボリュームを感じられます。
熟したりんごや黄桃などのリッチな白系果実のアロマと白い花やアカシアのような華やかさ、青草やスペアミントを思わせる爽やかなアロマを特徴とします。
豊かな果実味と爽快感が心地よく、クールさとエレガントさを兼ね備えた見事なバランスのドライ白ワインに仕上がっています。
Cuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)とのペアリング
青草やハーブのような爽やかなアロマと、フレッシュな果実の華やかなアロマ、スッキリとした酸味を特徴とするVerdejo(ベルデホ)からできるワインは、爽快感のあるドライな飲み口を特徴し、食事に合わせやすい白ワインです。そのため、スペインでは多くのバルやレストランでオンリストされているぶどう品種です。
中でもCuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)は、特に魚介料理との相性が良く、平目のカルパッチョ、魚介類の白ワイン蒸し、生春巻き、あさりと三つ葉のかき揚げなど洋食に限らず和洋折衷さまざまな料理とのマリアージュを楽しめる魅力的なワインに仕上がっています。
その他、オリーブオイルを使ったアヒージョ、タパス、唐揚げなどの揚げ物といった料理にも合わせて飲むものおすすめです。
Bodegas Cuatro Rayas(ボデガス・クアトロ・ラヤス)について
Bodegas Cuatro Rayas(ボデガス・クアトロ・ラヤス)の歴史は今から約87年前に1935年に「La Seca (ラセカ)」としてワイン協同組合を設立したことから始まります。設立75周年となる2010年には、ワイナリー名を畑名である「Cuatro Rayas(クアトロ・ラヤス)」に名前を変更し、今のワイナリーの形態になりました。
ぶどう畑は、メディナ・デル・カンポ、ロディナラ、ルエダ、ラ・セカの4つの市をまたいでおり、現在では、25の村に1,150区画、約2,200ヘクタールの、最高峰のぶどう造りを目指す選び抜かれた300軒のテロワールをもつぶどう畑からぶどうが集まっており、その協同組合をまとめているのが、Bodegas Cuatro Rayas(ボデガス・クアトロ・ラヤス)です。
Bodegas Cuatro Rayas(ボデガス・クアトロ・ラヤス)では、ワイン製造、醸造、瓶詰めの品質管理に至るまで、徹底した衛生管理を行っており、BRC (British Retail Consulting) およびIFS (国際食品規格) の品質基準の認定を受けています。彼らのぶどう畑は、スペイン白ワインの生産地として有名なD.O.ルエダの土地の25%を占めており、この地域最大のワイナリーでもあります。
2019年にVTは英国のマスター・オブ・ワイン ティム・アトキム氏が『Best Of Rueda』に選出、93点の高評価を受賞した実力派。長い歴史の伝統を守りつつも、高品質なワインを生み出し続けている名声高いワイナリーです。
まとめ
華やかなアロマと適度な酸味を持つVerdejo(ベルデホ)は、コストパフォーマンスの優れた高品質なワインです。今スペインでは人気の高い白ぶどう品種となっており、世界的にも注目を集めているぶどう品種です。
今回ご紹介したCuatro Rayas Viñedos Centenarios(クアトロ・ラヤス ビニエドス・センテナリオス)は、そんなVerdejo(ベルデホ)の中でも100年の歴史を持つ高樹齢のぶどうのみを使った希少な白ワインです。洋食に限らず和食と合わせても美味しいワインです。ぜひさまざまなお料理と合わせてお試しください。