ガルナッチャの発祥地で生まれた個性豊かで魅力的な「砂のワイン」 ガルナッチャの発祥地で生まれた個性豊かで魅力的な「砂のワイン」

ガルナッチャの発祥地で生まれた個性豊かで魅力的な「砂のワイン」

世界の栽培面積第7位のガルナッチャ(Garnacha)は、スペインをはじめ、フランス、イタリアなどの歴史あるワイン産地からアメリカ、オーストラリア、南アフリカなどニューワールド諸国に至るまで、世界中で人気を誇る赤ワイン用ぶどう品種の一つです。

今回は、そんなガルナッチャの発祥の地であるD.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)の歴史あるボデガで生まれた「砂のボトル」を特徴とする魅力的なワイン「Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)」をご紹介します。

 

 

ガルナッチャ原産地として有名なD.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)とは

  

Campo de Borja(カンポ・デ・ボルハ)は、スペイン北東部に位置するアラゴン州のサラゴサ県北西部にあり、リオハとカタルーニャの間にあります。1980年に原産地呼称名称が認定され、D.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)となりました。

D.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)は、12世紀以前から続く長いぶどう栽培と醸造の歴史を持ち、赤ワインぶどう品種ガルナッチャ(Garnacha)発祥の地であることでも有名です。地元の人々からは「ガルナッチャのゆりかご(生誕の地)」を意味する“Cuna de la Garnacha(クナ・デ・ラ・ガルナッチャ)”と呼ばれることもあるほど、ガルナッチャと密接な関係を持っています。

D.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)では、ガルナッチャ(Garnacha)の他にもスペインで有名なテンプラニーリョ( Tempranillo )、カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)、シラー(Syrah)などといった赤ワインぶどう品種も栽培されています。

 

 

ガルナッチャ(Garnacha)について

地中海沿岸部を原産とするガルナッチャ(Garnacha)のぶどうは、暖かく乾燥したエリアを好み、長い栽培期間を要する晩熟タイプです。高い温度で育つガルナッチャ(Garnacha)は糖度が上がりやすい傾向にあります。そのため、酸が控えめで、12.5%以上の高いアルコール度数のワインになります。

ガルナッチャ(Garnacha)は、いちじくやプルーン、ブラックベリーといった完熟した甘みのある果実とカカオやコーヒー、グローブといったスパイシーなアロマ。肉厚的な果実味と柔らかなボディ、まろやかな味わいを特徴とします。

長期熟成にも適しており、熟成が進むことでチャコレートやレーズンなどのアクセントが強くなり、よりまろやかで味わいに深みが増します。

 

 

ガルナッチャ原産地で造られるおすすめ赤ワインMósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)

【商品情報】 

商品名

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)

生産者

Bodegas Aragonesas,S.A.(ボデガス・アラゴネサス)

ビンテージ

2018年

設立

1935年

おすすめ料理

スモークターキー、トリッパ、チリコンカン、薪や炭火焼の料理など

生産国

スペイン 

地域

D.O.カンポ・デ・ボルハ(D.O.Campo de Borja) アラゴン州

ぶどう品種

ガルナチャ 75%【樹齢約30年】 テンプラニージョ 25%【樹齢約20年】(75% Garnacha、25% Tempranillo)

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

熟成方法

アメリカン・オーク(小樽)にて8カ月 瓶/10ヶ月

発酵期間

15日間

度数

13.5%

テイスト

ミディアムボディ

飲み頃の温度

15~18°C

容量

750ml


Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)について

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)は、樹齢約30年のガルナッチャ75%と樹齢約20年のテンプラニージョ25%を使用したスペイン産赤ワインです。

ワイン名である“Mósen Cleto(モセン・クレト)”は、ある修道士名に由来しています。12世紀の貴族ドン・ラモン・ペレス・フアンが修道士の息子のためにシトー派であった修道院へ多額の寄付を行いましたが、その息子の修道士名が“Mósen Cleto(モセン・クレト)”であったことから、この名前を付けられました。

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)の特徴はなんといっても、砂のかかった特徴的なボトルですが、砂を吹きかけたボトルは、寄付を行った修道院の地下をイメージし、造られています。

イベリア山脈の支脈に沿ったサラゴサ県の中西部に位置する生産者Bodegas Aragonesas.S.A.(ボデガス・アラゴネサス)は、アラゴン州のD.O.カンポ・デ・ボルハ(D.O.Campo de Borja) にぶどう畑を持っています。このエリアは、ガルナッチャの原産地として知られており、特に良質なガルナッチャを栽培することができます。

そんな良質なガルナッチャを使い、アメリカンオークで9ヶ月熟成を行ったワインは、価格はリーズナブルでありながら、熟成感もあり、見た目と味わいともに高級ワインのような気品あふれる逸品に仕上がっています。

 

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)の味わい

鮮やかなルビーレッドが美しいMosen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)。

口に含むと、熟したベリーの香りが第一アロマとして広がります。優しい果実味と程よい酸味が非常にバランス良く、口当たりまろやかで、きめ細かなタンニンを心地よく感じられます。

フルーティーさとビターさを持ったほんのりスパイシーでスモーキーな余韻が続きます。リッチな果実味と複雑なアロマに深みのある熟成感を感じられ、飲む人を贅沢な気分にさせてくれるスペイン産の辛口赤ワインです。

 

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)とのペアリング

優しい甘みのある果実の味わいとまろやかなタンニンとバランスの取れた酸味を特徴とするMósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)は、肉料理との相性が良い赤ワインです。

熟成されたスモーキーなアクセントがあるため、スモークターキーや焼き鳥など薪や炭を使った肉料理と合わせるのもおすすめです。

 

Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)の賞

 Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)2017

Germany Berliner Wein Trophy 2020 (ベルリナー ヴァイン トロフィー)金賞

 

 Mósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)2016

Portugal Wine Trophy 2019(ポルトガル ワイン トロフィー)銀賞

・Germany Berliner Wein Trophy 2019(ベルリン ヴァイン トロフィー)銀賞

 

 

Bodegas Aragonesas,S.A.( ボデガス・アラゴネサス)について

1984年に設立されたBodegas Aragonesas.S.A.(ボデガス・アラゴネサス)は、ガルナッチャの原産地であるD.O.Campo de Borja(D.O.カンポ・デ・ボルハ)で最大規模のワイナリーとして知られています。

「多くの方に愛されるワイン造り」をモットーとしたBodegas Aragonesas.S.A.(ボデガス・アラゴネサス)のブドウ畑では、その広大なぶどう畑の大半をガルナッチャ(Garnacha)が占めており、3世代に渡り高品質なぶどうを栽培しています。

 

 

まとめ

砂を吹きかけた魅力的な外観を持つMósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)は、「砂のワイン」とも呼ばれています。他とは違った個性的なワインを探している方やプレゼントで贈るのもおすすめです。

熟成感のある深い味わいを持つMósen Cleto Crianza(モセン・クレト クリアンサ)は、見た目だけでなく、味わいも高級感があり、贅沢な時間を楽しむことができるコストパフォーマンス抜群のおすすめガルナッチャワインです。

関連記事