アラゴン州最古のワイン産地DOカリニェーナで丁寧に栽培された赤ワイン アラゴン州最古のワイン産地DOカリニェーナで丁寧に栽培された赤ワイン

アラゴン州最古のワイン産地DOカリニェーナで丁寧に栽培された赤ワイン

D.O.Cariñena(D.O.カリニェーナ)は、スペイン北西部であるアラゴン州最古のワイン産地として知られています。

本記事では、そんなD.O.Cariñena(D.O.カリニェーナ)の中でも特に古い歴史を持ち、ワイン生産に情熱を注いでいるエステバン・マルティン家によるワイナリー「Bodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)」が造る繊細なアロマとスペイン赤ワイン「Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)」をご紹介します。

D.O.Cariñena(D.O.カリニェーナ)

D.O.Cariñena(D.O.カリニェーナ)の名前は、スペイン固有ブドウ品種の「Cariñena(カリニェーナ)」から由来しています。アラゴン州では最も早い1932年にD.O.認定されており、これはスペイン国内でも早い時期です。

冬は-8と寒く、夏は36と年間を通して気温が極端に高い大陸性気候の特徴を持ちますが、スペインの内陸部に位置するため、穏やかな気候に恵まれています。

D.O.カリニェーナにあるブドウ畑は、海抜400~800mメートルの場所に位置しており、降水量はかなり少ない上に、この地域特有の“シエルソ(Cierzo)”と呼ばれる強く乾燥した冷風が頻繁に吹くため、湿度が低く保たれています。

D.O.カリニェーナのワインスタイル

小規模ワイナリーと協同組合との間で急速な開発が進んでいるD.O.カリニェーナでは、ここ10年間で古くから造られていたモスカテルの甘いワインからモダンなスタイルへと変わってきています。

D.O.カリニェーナの赤ワインでは、ガルナチャが主ブドウ品種となっており、全体の55%を占めています。暑い場所で栽培されるガルナチャの特徴を持った色が濃く、肉厚のある重厚な赤ワインが造られています。

Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)


【商品情報】 

商品名

Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)

生産者

Bodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)

ビンテージ

2017年

設立

2003年

おすすめ料理

ローストポーク、牛テールの煮込み、すき焼きなど

生産国

スペイン 

地域

D.O.カリニェーナ (D.O.Cariñena)アラゴン州

ブドウ品種

ガルナチャ 45%、テンプラニージョ 40%、シラー 15% 【樹齢15年~40年】45% Garnacha、40% Tempranillo、15% Syrah

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

熟成方法

アメリカン及びフレンチオーク小樽/7ヶ月

発酵期間

15日間

度数

14.5%

テイスト

ミディアムボディ

飲み頃の温度

14~16°C

容量

750ml


Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)について

Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)は、樹齢15年~40年のガルナチャ 45%、テンプラニージョ 40%、シラー 15%をブレンドした赤ワインです

ブドウは、手作業と機械の両方で収穫され、収穫後はすぐに畑の中心にある醸造所で鮮度を損なわないよう丁寧に醸造、発酵。各ブドウ品種の個性を活かすため、それぞれ個別に醸造されます。新鮮さをそのままに豊かで香り高いワインに仕上がります。

発酵過程では、ステンレス・スティールタンクにて温度管理を行います。発酵後は、アメリカン及びフレンチオーク小樽で7ヶ月間の熟成、さらに瓶詰め後にボデガのセラーで1年半の熟成を行い、複雑味のあるアロマを生み出します。


Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)の味わい

鮮やかなルビーレッドの色調を持つEsteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)は、きめ細かく、口当たり滑らかでふくよか。果実味と酸味、心地よいタンニンが非常にバランス良く感じられる赤ワインです。

ブラックベリーやラズベリー、イチゴといった凝縮された赤系果実のフレッシュでフルーティーなアロマに、ほのかな花の香り、樽熟成によるバニラやトーストのような熟成感が見事に表現されています。さらに、ほのかなスパイシーさがアクセントとなり、複雑味のあるワインとなっています。

Esteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)とのペアリング

凝縮された赤系果実と熟成感、スパイシーなアクセントを特徴とするEsteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)は、赤系肉との相性が良く、ローストポーク、牛テールの煮込み、すき焼きなどと良く合います。さらに、ステーキやリブ、シチュー、その他多くのチーズとの組み合わせにも適しています。

豊かな香りを持つEsteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)は、20〜30分空気に触れることで、ワインのアロマがさらに広がり、3種類のブドウが織りなす複雑で繊細なハーモニーを感じられます。ぜひとも経過による変化により、さまざまなお料理とのペアリングをお楽しみください

Bodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)について

Bodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)は、1964 年に Virgen del Rosario Farm を設立したことからその歩みが始まりました。カリニェーナにあるアペラシオンの中でも最も古いブドウ園をもつワイナリーです。

しかし、実際に今のBodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)として設立されたのは2003年。以来3世代に渡り家族経営のワイナリーとして個性のあるワイン造りに取り組んでいます。

Bodegas Esteban Martín(ボデガス・エステバン・マルティン)で栽培されているメインのブドウ品種は、スペインの固有品種であるガルナッチャですが、その他にも国際品種であるシラー、カリニェーナ (カリニャン)、メルロー、カベルネ ソーヴィニヨン、白ワインでは、シャルドネとマカベオを栽培しており、15歳〜75歳までのブドウの樹があります。

農薬などの有害な製品を使わず、環境に優しい方法でブドウを栽培、ワインを生産することに力を入れています。オーガニックで栽培される彼らのワインは、ヴィーガンの方でも安心して飲むことのできるワインです。

まとめ

今回ご紹介したEsteban Martín Crianza(エステバン・マルティン クリアンサ)は、スペインの固有品種であるガルナチャと国際ブドウ品種であるテンプラニージョ 、シラーの3種類のブドウをブレンドし、素晴らしいバランスのスペイン赤ワインに仕上がっています。

D.O.Cariñena(D.O.カリニェーナ)にあるブドウ園の長い歴史を引き継ぐエステバン・マルティン家によるボデガが丁寧に栽培・醸造。ブドウ本来の豊かなアロマをそのまま感じられる素晴らしいワインです。ぜひ、お試しください。

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