日頃お世話になっている方に感謝の思いを伝えるお中元。お中元に、スペインワインを贈ってみてはいかがでしょうか?
今回はお中元におすすめのワインとして
・エウダルド ブルット・ナトゥレ
・エウダルド ブルット・ロサード
・アグスティ・トレジョ・マタ ブルット・レセルバ
の3種のカヴァを紹介します。ワインと一緒に贈るのにおすすめのおつまみと食品についても解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください!
お中元におすすめのカヴァ3種
エウダルド ブルット・ナトゥレ
商品名 |
エウダルド ブルット・ナトゥレ(Eudald Brut Nature) |
価格 |
¥2,860 |
生産者 |
エウダルド・マッサナ・ノヤ(Eudald Massana Noya) |
ぶどう品種 |
マカベオ(Macabeo)63%、チャレロ(Xallero)30%、パレジャーダ(Parellada)7% |
度数 |
11.5% |
テイスト |
エクストラ・ドライ |
飲み頃の温度 |
8℃ |
容量 |
750ml |
ミネラル感のあるすっきりとした極辛口の『エウダルド ブルット・ナトゥレ』は、暑いお中元のシーズンにぴったりの贈り物になるでしょう。淡いレモンイエローが美しく、繊細できめ細やかな泡もあいまって、グラスに注いだときの清涼感も抜群です。
ピーチやりんご、洋梨や柑橘系のアロマがあり、酸味は柔らか。熟した果実やイーストのような香ばしさが楽しめ、後味は爽やかでフレッシュです。ユーロリーフ認定のオーガニック・ヴィーガンカヴァです。ステンレスタンクでの一次発酵は5日間、瓶内二次発酵は60日間の後、瓶内熟成を18〜22ヶ月間経ています。発酵温度は14℃です。
幅広い料理に合わせやすく、魚介のパエリアやアヒージョ、チキンの煮込みなどとのマリアージュがおすすめです。
「ブルット・ナトゥレ」はドサージュ(Doasage)なしで造られる極辛口のカヴァを意味します。
ドサージュとは?
スパークリングを造る工程には瓶内二次発酵で出てきた澱を取り除くデゴルジュマン(Degorgement)と呼ばれる工程があります。デゴルジュマンするとワインの量が減るので、液体の量を補いつつ糖度を調整するため、リキュールを足します。このリキュールを足す工程を、ドサージュ、と呼ぶのです。ドサージュをしない、もしくは控えめにすると、ぶどう本来の味わいが楽しめるすっきりとした辛口のカヴァになるとされています。
エウダルド ブルット・ロサード
商品名 |
エウダルド ブルット・ロサード(Eudald Brut Rosado) |
価格 |
¥2,860 |
生産者 |
エウダルド・マッサナ・ノヤ(Eudald Massana Noya) |
ぶどう品種 |
ピノ・ノワール(Pinot Noir)100% |
度数 |
11.5% |
テイスト |
ドライ |
飲み頃の温度 |
8〜10℃ |
容量 |
750ml |
女性の方へのお中元にとくにおすすすめなのが、こちらの『エウダルド ブルット・ロサード』です。見ているだけでうっとりしてしまうようなローズピンクの美しい色合いだけでなく赤系果実のような華やかなアロマ、エレガントでありながらチャーミングな味わいも魅力。
泡立ちは優しく、口に含むとシャープなドライ感とともに、フルーティな酸味が穏やかにひろがります。ユーロリーフ認定のオーガニックカヴァロゼです。ステンレスタンクでの一次発酵は16℃で15日間、二次発酵は14℃で30日間の後、瓶内熟成を最低9ヶ月間経ています。
カヴァロゼはさまざまな料理に合わせやすいことでも人気です。こちらの『エウダルド ブルット・ロサード』はほどよいタンニンがあり、魚介類だけでなく、生ハムなどの肉料理との相性もピッタリ。お中元にする際には生ハムなどをセットで贈るととても喜ばれるのではないでしょうか。
「ブルット」はごく少量ドサージュして造られる辛口のカヴァのこと。「ロサード」はスペイン語でロゼ、の意味です。
エウダルド・マッサナ・ノヤについて
『エウダルド・マッサナ・ノヤ』はカタルーニャ州(Cataluña)、アルト・ペネデス地方(L'Alt Penedès)のボデガ(Bodega)です。18世紀半ばからぶどう栽培を始め、1777年からワイン醸造を始めました。その後1917年に新しいぶどうの栽培とカヴァの醸造に着手、現在は9代目となるエウダルド・マアサナ・ノヤ氏が伝統的な栽培法と製法を引き継ぎ、良質なワインの生産を行っています。
『エウダルド・マッサナ・ノヤ』では「ビオディナミ農法(Biodynamie)」にのっとってぶどう栽培をおこなっています。ビオディナミ農法とは「生体力学農法」とも呼ばれる有機農法の一種です。化学肥料や農薬、除草剤を一切使わず、天体の運行に合わせ、天然素材を使用して作る調剤を用い、土や植物の潜在能力を引き出して栽培します。
ビオディナミ農法は哲学者で科学者のルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)の提唱する人智学にルーツを持ち、科学的な根拠より哲学や世界観を重視した、非常に先鋭的な農法です。1980年代にフランスのロワール地方でワイン用ぶどうの栽培に導入されましたが、当時は異端扱いされていました。しかし、徐々に土壌が力を発揮し、優れたワインが生み出されることにより、続々と後を追う生産者が増えたのです。そして現在では世界的に認知度が高まり、注目を集めています。
アグスティ・トレジョ・マタ ブルット・レセルバ
商品名 |
アグスティ・トレジョ・マタ ブルット・レセルバ(Agustí Torelló Mata Brut Gran Reserva) |
価格 |
¥3,740 |
生産者 |
アグスティ・トレジョ・マタ(Agustí Torelló Mata) |
ぶどう品種 |
パレジャーダ(Parellada)50%、マカベオ(Macabeo)36%、、チャレロ(Xallero)14%(それぞれ樹齢30年以上) |
度数 |
11.5% |
テイスト |
ドライ |
飲み頃の温度 |
6〜9℃ |
容量 |
750ml |
少し涼しげな青味がかったイエローゴールドで、穏やかでキメの細かい泡が立ちのぼる『アグスティ・トレジョ・マタ ブルット・レセルバ』でちょっとだけ贅沢なお中元はいかがでしょうか。黄りんごやライラックのような甘いフローラルの香りと、ほんのりとしたハーブ類のニュアンスが暑い季節によく合います。
樹齢30年以上のペネデスの土着品種を丁寧に手摘みし、ごく少量のドサージュのみで自然な味わいに仕上げています。ユーロリーフ認定のオーガニック・ヴィーガンカヴァです。ステンレスタンクで発酵、瓶内二次発酵の後、瓶内熟成を36ヶ月間経ています。発酵温度は15℃です。
合わせる調理は白身魚のカルパッチョやカリフラワーのムース仕立てのような生クリーム料理、魚介類のプランチャ(Prancha、スペインの鉄板焼き)などがおすすめです。
アグスティ・トレジョ・マタについて
『アグスティ・トレジョ・マタ』はペネデス地方のサン・サドゥルニ・ダイノア(Sant Sadurní d'Anoia)で1950年に創立された家族経営のボデガです。現在はアグスティ・トレジョ・マタ氏と4人の子どもたちによって経営されています。土地の持ち味を大切にするため、土着品種のみを使用してドサージュをまったくしないブルット・ナトゥレとごく少量のドサージュをしたブルットのみを醸造しています。
ワインと一緒に贈るおすすめのおつまみや食品
ワインといっしょにおつまみや食品を送ると喜ばれるのではないでしょうか?
ワインと一緒に贈る、お中元におすすめのおつまみや食品を紹介します。
生ハム
生ハムは赤白、スパークリング問わず、ワイン全般に合わせやすいおつまみです。スペインワインと合わせるならスペインのハモン・セラーノ(Jamón serrano)やハモン・イベリコ(Jamón Ibérico)がおすすめです。
チーズ
チーズはワインのおつまみの定番!ですよね。スペインワインと一緒にケソ・マンチェゴ(Queso Manchego)やケソ・テティージャ(Queso Tetilla)など、スペイン産のチーズを贈ると喜ばれることでしょう。
オリーブオイル
オリーブオイルは今や日本の食卓には欠かせない存在、と言ってもいいのではないでしょうか。また、ワインのおつまみを作る時に、美味しいオリーブオイルがあると嬉しいですね。スペイン産のオリーブオイルには優れたものが多いので、スペインワインと一緒にお中元にすると良いでしょう。
まとめ
お中元におすすめのカヴァ3種とワインと一緒に贈るのにおすすめのおつまみと食品について紹介しました。
暑い季節に爽やかなカヴァで大切な方に感謝の思いを届けてみてはかがでしょうか?