ワイン造りに理想的なテロワールで歴史と自然を尊重した赤ワイン ワイン造りに理想的なテロワールで歴史と自然を尊重した赤ワイン

ワイン造りに理想的なテロワールで歴史と自然を尊重した赤ワイン

高品質なワインを造るには、最良のブドウが必要です。つまりワインの品質は、ブドウの出来によって大きく左右されます。そして、ブドウの出来は、ブドウ園のテロワールが大きく関係します。

テロワールとは、主にブドウ畑の環境。つまり、土壌・気候・立地などを指します。どれもブドウ栽培にとってはとても大切な要素です。しかし、ワインにとって理想的なテロワールとはどのようなものでしょうか?

今回は、ブドウ栽培に適した理想的なテロワールが揃ったワイナリーBodega Marañones(ボデガ・マラニョネス)による、ブドウ園のテロワールを忠実に表現したバランスの整ったエレガントなスペイン赤ワイン「30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)」をご紹介します。

 

ワイン造りに適したテロワールとは?

ブドウ栽培におけるテロワールとは、主に土壌・気候・立地のことであることはお伝えしました。では、それぞれ具体的にどのような条件が揃えば理想的なテロワールと言えるのかを見てみましょう。

【ブドウ栽培に適したテロワール】

土壌:痩せた土壌により、ブドウの根が深くまで伸び、ミネラル感のあるワインとなる

気候:寒暖差の激しい気候により、凝縮感のあるブドウとなる

立地:適度な日照時間・風通しによりブドウの熟成を促し、水捌けの良い傾斜により、根腐りを防ぎ、酸素や栄養の行き渡った高品質なブドウとなる

 

 30.000 Maravedíes ― 30,000 マラヴェディエス ―

 

【商品情報】 

商品名

30.000 Maravedíes( 30,000 マラヴェディエス)

生産者

Pago de Carraovejas(パゴ・デ・カラオベハス)

醸造所

Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス )

地域

D.O.Vinos de Madrid(ヴィノス・デ・マドリッド)

ビンテージ

2019年

設立

1968年

生産国

スペイン 

ブドウ品種

Garnacha(ガルナッチャ) 90%、 その他の品種10%【樹齢30~70年】

認証

ユーロリーフ、EU有機認証及びヴィーガン認証有

おすすめ料理

シャルキュトリー、ミートパイ、鴨のポワレなど

発酵容器

2,500MLオーク樽

発酵期間

20日間

熟成容器/期間

フランス産オーク大樽(2,500~11,500ML)で8ヶ月シュールリー熟成アッサンブラージュして4,500MLの小樽で2ヶ月熟成

度数

14.0%

テイスト

フルボディ

飲み頃の温度

12-15°C

容量

750ml

 

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)について

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)は、樹齢30~70年のGarnacha(ガルナッチャ)を90%、在来品種(基本的にはモレニージョ)を10%含む D.O.Vinos de Madrid(ヴィノス・デ・マドリッド)のスペイン赤ワインです。

手作業により丁寧にブドウの収穫を行なった後、発酵前に低温で浸軟。その後、500MLのオーク樽で20日間発酵させます。熟成には、フランス産オーク大樽(2,500~11,500ML)を使用し、澱とともに8ヶ月のシュールリー熟成。その後、アッサンブラージュして4,500MLの小樽で2ヶ月間の熟成を行います。

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)は、ナチュラルな果実味、華やかさ、ミネラル感、タンニン、程よい酸味のバランスが整った飲みやすいワインになることを重視して造られました。

 

ワイン名の由来

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)とは、歴史、ワイナリー、構造、場所の結合を表しています。

ワイン名であるMaravedíes(マラヴェディエス)とは、スペインの古代通貨の名称。この地にブドウ栽培を導入したDon Álvaro de Luna(ドン・アルバロ・デ・ルナ)が、サンタマリア修道院の修道士たちからBodega Marañones(ボデガ・マラニョネス )がある土地Señorío de San Martín de Valdeiglesias(セニョリオ・デ・サン・マルティン・デ・バルデイグレシアス) を30,000マラヴェディエス(当時の通貨)で買い取りました。

この地域にブドウ栽培を発展させたのは、当時の修道士たちでした。Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス )は、修道士たちによって培われた歴史を受け継ぎ、このワインでこの村のバレー全体がどのようなものであるか表現したいという想いから30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)と名付けました。

 

味わいの特徴

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)は、鮮やかなルビーレッドに、フレッシュな果実味と繊細なアロマを特徴とします。

 チェリーやラズベリーなどのキュートな赤系ベリーのアロマ、スミレやローリエなどの華やかな香りが広がり、ガルナッチャが持つ生き生きとした果実味と酸味、タンニン、ミネラル感がバランス良く感じられます。飲み進めていくごとに、さまざまな表情を見せてくれます。最後の余韻まで長く楽しむことができる表現豊かな赤ワインです。

 

おすすめのペアリング

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)は、引き締まりのあるタンニン、洗練されたキレのある酸にエレガントでピュアな味わいを特徴とします。

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)の赤系果実、甘いスパイス、ハーブ、バルサミコ酢の風味には、ハムやソーセージをパテにしたシャルキュトリーや、ミートパイ、鴨のポワレ、赤肉のグリル、子豚のロースト、シチュー、ミートパスタ、ソーセージといった肉料理と合わせていただくのがおすすめです。

 

Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス)について

Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス)のワイナリーは、マドリードから70 km南部の標高800mに位置し、27ヘクタールほどのブドウ畑で、自然の原則を尊重したビオディナミ農法に基づいた自然な方法でブドウを栽培しています。また、ブドウへの敬意と細心の注意を払った丁寧な生産プロセスを心がけ、土壌と各ヴィンテージの特徴を表現するエレガントなワインを生産しています。

2021年より、Pago de Carraovejas(パゴ・デ・カラオベハス)の傘下に入ったことで、これまで以上に持続可能な生産や環境保護に力を入れており、動植物との共存を大切にしている環境に優しいワイナリーです。

 

ブドウ栽培に理想的なテロワールを持つワイナリー

Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス)のブドウ畑は、ブドウ栽培に理想的なテロワールが揃っているため、高品質なブドウを栽培することができます。

ブドウ園は、海抜650〜800メートルの標高が高い場所に位置しており、年間雨量600〜800mmで日照時間は2,800時間の地中海気候。夏は暑く乾燥し、冬は長く寒い日が続きます。

ブドウ畑の砂地にある粘土石灰の土壌は、水はけの良い土壌となっており、ブドウの根が自然と地中深くに伸びることから、ミネラル感のあるワインとなります。さらに、昼と夜の温度差が大きく、ブドウの成長と成熟に有利に働き、豊かな果実味、適切なアルコール度数、酸味やタンニンのバランスが取れた優れたワインに仕上がります。

 

まとめ

土壌のエネルギーと自然界の生命力を尊重するビオディナミ農法。自然の原則を尊重して造られたブドウからできた30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)は、ミネラル感、華やかさ、余韻の長さ、果実味をバランス良く感じられ、Bodega Marañones(ボデガ・マラニョネス)の素晴らしいテロワールを忠実に表現した可憐な赤ワイン仕上がっています。

30.000 Maravedíes(マラヴェディエス)で、ブドウそのものが持つ自然な果実味をお楽しみください。

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