「アビ・トン(Avi Ton)」は、1度飲んだらそのおいしさに心躍る事間違いなし!な、スペイン・カタルーニャ州のD.O.ぺネデス産白ワイン。
そんな心躍る白ワインである「アビ・トン」がカタルーニャ州のD.O. ぺネデスとぺネデスワインの普及・宣伝活動をしているアカデミー「TASTAVINS PENEDÈS タスタビンズ・ぺネデス」主催のコンクールにて優秀賞と金賞を受賞しました。
Avi Ton 2012-金賞
Avi Ton 2013-優秀賞
Avi Ton 2015-優秀賞
Avi Ton 2016-金賞
Avi Ton 2018-金賞
以下では、そんな“アビ・トン”を深堀していきます!
※D.O.=Denominación de Origenの略。原産地呼称。D.O.によって様々な取り決めがあり、それぞれの原産地呼称委員会が、厳しく統制している。審査を通ったワインだけがD.O.を名乗れる。
アビ・トンというワインについて
「チャレッロ」という主にカタルーニャ州で栽培されている葡萄品種100%で、マカベオ・パレリャーダと共にカヴァの3大品種のうちの1つを使用しています。
ところで、皆さんは「ビオディナミ(バイオダイナミック)農法」という言葉を聞いたことがありますか?
近年「オーガニック」という言葉の流行から、聞いたことがあるかもしれませんね。
「ビオディナミ農法」とは、天体の運行に合わせて農作業を行う方法で、いわゆる月の満ち欠けに合わせて種をまいたり、肥料を与えたりします。
バイオダイナミックカレンダーを使って、牛糞などを牛の角や腸に詰めたものをこの日に肥料として埋める!というのが決められています。
興味がある方は、バイオダイナミックカレンダーを見てみると面白いですよ!
ここからは、味わいと合わせるお食事についてお伝えします。
味わいと食事
パイナップルや花梨、コンポートなどの熟した果実の香りに、はちみつ、ハーブのニュアンスも。
樽由来のトースト香がほのかに広がります。しかし、樽熟成でありながらも重たすぎず、軽やかな味わいも残っているので、軽めの味付けの料理とも合いますよ◎
チーズ、フォアグラ、カナッペ、魚介のパエリア、鱈を使った料理、白身肉料理などとお楽しみください
エウダルド・マッサナ・ノヤ社について
本来カヴァをメインにワイン造りをしている生産者です。
マッサナ・ノヤ家がカヴァを本格的に造り始めたのは、1917年から。ワイナリーとしてのスタートは1777年、葡萄栽培に至っては18世紀半ばにまで遡ります。
自然の摂理に従って、天体の動きに合わせて作業をしたり、害虫や病原菌を殺さず、共存することを選んだりと先述した“ビオディナミ農法”を実践しています。
長年ワイナリーを牽引してきたオーナー・醸造家のエウダルド氏ですが、3人の息子たちが大きくなった為、彼らに継承し始め、最近では彼らの若い意見も取り入れるようになり、味わいも時代とともに少しずつ変化していっています。
数年前には、長男と次男が来日し、お父さんの意思を継いで、日本に思いを伝えに来てくれました。
古くから伝わる葡萄栽培そしてワイン造りと、新世代の意見を取り入れ、常にアップデートし続けるこのワイナリーとワインに注目せざるを得えませんよね!
自然の恵みともいえるこの白ワイン、そしてカヴァもお勧めなので是非お試し下さいね♪