8月30日はカベルネ・ソーヴィニヨンの日!古くから多くの人に愛されているカベルネ・ソーヴィニヨンについて徹底解説します! 8月30日はカベルネ・ソーヴィニヨンの日!古くから多くの人に愛されているカベルネ・ソーヴィニヨンについて徹底解説します!

8月30日はカベルネ・ソーヴィニヨンの日!古くから多くの人に愛されているカベルネ・ソーヴィニヨンについて徹底解説します!

今回は830日のカベルネ・ソーヴィニヨンの日にちなみ、カベルネ・ソーヴィニヨンに合うおすすめのレシピとおすすめのカベルネ・ソーヴィニヨンのスペインワインをご紹介します。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンとは?

カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)は赤ワイン用のぶどう品種の代表格で、世界各国で最も広く栽培されている品種のひとつです。とくにボルドー(Bordeaux)では高級ワインの主要品種として用いられることで有名です。ボルドーではメルロー(Merlot)やカベルネ・フラン(Cabernet Franc)とブレンドされるのがスタンダードです。

原産地はフランス南西部とされ、近年になってカベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon blanc)が自然交配して生まれた品種だとわかりました。現在では世界中の主要なワイン産出国で生産されていて、フランスをはじめとしたヨーロッパ各国とオーストラリアなどのニューワールドにも広まり、冷涼地から温暖な土地に至るまで広く栽培されていますが日照量が多く、暖かい土地を好むため、比較的温暖な地域で栽培されています。

世界中に広まった理由としては、果皮が厚い、耐寒性が強い、発芽が遅くの影響を受けにくい、病害や害虫に対する抵抗性が強い、などの栽培上の利点があることに加え、使用されたワインに品種特有の個性が生まれることが挙げられます。

カベルネ・ソーヴィニヨンで造られるワインは、若いうちは紫がかった色合いでピーマンやミントなどの清涼感のある青々したアロマが出ることもあるものの、熟成が進むにつれ、カシスやブルーベリーなどの黒いベリー系果実の香りやスパイス、革の香りなどを持ちます。深いルビーの色調を持ち、味わいはフルボディで、しっかりとしたタンニンが感じられます。また、樽や瓶内で熟成を経ることにより、複雑な味わいとなるのも大きな特徴です。


カベルネ・ソーヴィニヨンに合うおすすめのレシピ紹介

バルサミコ風味のヒレステーキ

バルサミコ酢を使ったソースで味わう牛ヒレ肉のステーキです。ソースに使うワインもカベルネ・ソーヴィニヨンにするといいでしょう。

 

材料

  • 牛ヒレ肉 (ステーキ用)・・・2枚(250g
  • 塩・・・小さじ1/3
  • 黒こしょう・・・小さじ1/4
  • オリーブオイル・・・大さじ1

◉バルサミコソース

  • バルサミコ酢・・・大さじ3
  • 赤ワイン(辛口)・・・大さじ3
  • しょうゆ・・・小さじ2
  • はちみつ・・・小さじ2

 

作り方

  1. 中火で熱したフライパンにバルサミコソースの材料を入れ、半分ほどの量になるまで煮詰めます。
  1. ヒレ肉に塩と黒こしょうを振って下味をつけます。
  1. 別のフライパンを強火で熱し、オリーブオイルを入れて少し煙が出たらヒレ肉の表面にまんべんなく焼き目をつけ、フライパンから下ろします。
  1. 温めた皿に3を盛り付け、ソースをかけて完成。

 

ゴルゴンゾーラソース

カベルネ・ソーヴィニヨンとの相性が良いゴルゴンゾーラを使った簡単に作れるソースをご紹介します。ガーリックの効いたバター風味でチキンソテーやステーキにぴったりです。

 

材料

  • バター・・・大さじ3
  • 砕いたゴルゴンゾーラチーズ・・・大さじ2
  • ネギ(みじん切り)・・・1
  • ニンニク(みじん切り)・・・1
  • 黒こしょう・・・適量

 

作り方

  1. バター、ゴルゴンゾーラチーズ、ネギ、ニンニク、黒こしょうを小鍋に入れて弱火にかけます。
  1. チーズが溶けてクリーム状になるまで、鍋をときどき揺すりながらゆっくり温めたら完成。

 

チンジャオロース

カベルネ・ソーヴィニヨンの特徴のひとつである野菜の青味がピーマンの青味に調和して絶妙なマッチングです。

 

材料

  • 豚ロース肉(生姜焼き用)・・・200g
  • ピーマン・・・5
  • たけのこ(水煮・細切り)・・・100g
  • にんにく・・・1
  • しょうが・・・1
  • サラダ油・・・大さじ1
  • ごま油・・・大さじ1

 

◉肉下味

  • 酒・・・大さじ1
  • しょうゆ・・・小さじ1
  • 塩こしょう・・・少々
  • 片栗粉・・・大さじ1

 

◉合わせ調味料

  • 酒・・・大さじ1
  • しょうゆ・・・大さじ1
  • オイスターソース・・・大さじ2

 

作り方

  1. 豚肉は細切りにしてボウルに入れ、肉下味の材料を入れて混ぜます。
  1. ピーマンは縦半分に切って、種とへたをとり、縦に細切りにします。にんにく、しょうがはみじん切りにします。
  1. 別のボウルに合わせ調味料の材料を入れて混ぜます。
  1. フライパンにサラダ油の半量(大さじ1/2)を入れて熱し、ピーマン、たけのこを入れて全体に油が回るまで中火でさっと炒め、取り出します。
  1. 残りのサラダ油を入れてにんにく、しょうがを入れて弱火で熱し、香りが立ったら豚肉を加え、色が変わるまで中火で炒めます。
  1. ピーマン、たけのこを5に戻し入れ、さっと中火で炒め合わせたら3を加え、1分程炒め、ごま油をまわしかけて混ぜたら完成。

 

おすすめのカベルネ・ソーヴィニヨンのスペインワイン

 

マルケス・デ・グリニョン カベルネ・ソーヴィニヨン(Marqués de Griñón Cabernet Sauvignon

ボデガが誇るカベルネ・ソーヴィニヨン100%の力強くもエレガントな逸品です。色合いは

濃いルビーレッドでプラムやカシスなど黒系ベリーのアロマにナツメグやアニスなどの甘くてスパイシーなニュアンスが楽しめます。また、ほのかに黒糖のような甘い香りが漂うビターな印象も。パワフルでありながら繊細で滑らかな口当たりです。創始者カルロス・ファルコの想いを感じる逸品。ペアリングにおすすめの料理は仔羊のグリル、牛ヒレ肉のポワレ、

鹿肉のローストなどです。

造り手のマルケス・デ・グリニョンは、国際的に最も有名なスペインのワインメーカーの1人であるカルロス・ファルコ・イ・フェルナンデス・デ・コルドバ、V.マルケス・デ・グリニョン(Carlos Falcó y Fernández de Córdoba, V Marqués de Griñón)によって1970年代に創立したボデガです。先駆的な性格を持ち、前衛的な栽培をおこない、畑からグラスまで卓越性を追求しています。

 

1780

ボデガ設立年を冠したポテンシャルの高さが感じられる上質な赤ワインです。色合いは落ち着きのあるルビー色。黒いベリー系のアロマにカカオやハーブのニュアンスも楽しめます。また、赤系ベリーを想わせるミネラリーなニュアンスも持ち合わせます。滑らかな口当たりでありながらしっかりとしたストラクチャー。バランスの良い酸とタンニンも心地良く、余韻も長いです。使用品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 68%、テンプラニージョ(Tempranillo 25%、メルロ 7%。熟成容器はアメリカ産オークとフランス産オークの新樽にて熟成期間は15ヶ月と瓶詰め後18ヶ月です。ペアリングにおすすめの料理は鹿肉のロースト、フォワグラのポワレ、和牛フィレのグリルなど。

このワインは200年以上に及ぶ造り手の伝統と歴史を表現した渾身の1本。カステル・デル・レメイ(Castell del Remei)はスペインでのカベルネ・ソーヴィニヨンの先駆者です。彼らは伝統を尊ぶだけでなく、最新技術や最新設備を積極的に取り入れ、伝統と革新の融合を実現することでこの地域のワインをリードしています。

 

ライモス・インモルタリタット ティント(Raims Immortalitat Tinto

ダリの作品をラベルにまとったオーガニック認証ワインです。色合いはルビーレッド。凝縮感のある黒系ベリーのアロマに、ほどよいタンニンと酸味、果実味のバランスが心地よく、エレガントな仕上がりです。ワイン名はスペインを代表する芸術家サルバドール・ダリの作品「ライモス・インモルタリタット」。カタルーニャ語で「不死の葡萄」を意味します。使用品種はカベルネ・ソーヴィニヨン 85%シラー(Syrah15%ペアリングにおすすめの料理はマッシュルームのオーブン焼き、ローストビーフ、ラムシチュー、ミートパイなど。

造り手のトレ・デル・ベゲール(Torre del Veguer)は1413年には僧侶によって礼拝の為のワインを造り始めました。粘土と石造りによる大桶が手作りされ、その石桶は今でも使用されております。オーナーが現在の家族になったのは1878年で、ボデガは建築物としての歴史と芸術性から2010年にはカタルーニャ州の歴史的建造物として登録されています。 有機農法は2013年から始め、オーガニックワインの認証取得は2016年で、2018年にはヴィーガン認証も取得しています。亜硫酸塩と砂糖の使用は最小限に抑え、栽培も人の手を加える事を最小限にして、ワインは畑そのものを体現したものと言えるでしょう。

 

まとめ

8月30日のカベルネ・ソーヴィニヨンの日にちなみ、カベルネ・ソーヴィニヨンに合うおすすめのレシピとおすすめのカベルネ・ソーヴィニヨンのスペインワインをご紹介しました。ぜひ、830日にはカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを楽しんでいただけたらと思います。

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