華やかさを演出してくれるシャンパンやスパークリングは、お祝いシーンやパーティの席で欠かせないドリンクの一つですよね。
とはいえ、王道のシャンパンは値段が高く、気軽には手が出せないものだったりもします。
そんな時おすすめしたいのがスペインで造られるスパークリングワイン「cava(カヴァ)」です!
カヴァは、世界三大スパークリングの一つにも入っており、世界中の人々に愛されているスパークリングワインです。
しかし、日本ではシャンパンに比べて知名度が低いのも現状です。そこで今回は、シャンパンとの違いやカヴァの持つ魅力をまとめています!
そんなカヴァに魅了され、情熱の全てをカヴァへ注ぐワイナリーが造るcava(カヴァ)もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
cava(カヴァ)とは?
「そもそもカヴァってなに?」
「どこのスパークリング?」
「どんな味わいでどんな特徴を持つのか?」
なんとなくカヴァを飲んだことはあるけれど、カヴァについてそこまで深く知らないという方も多いでしょう。カヴァについて簡単にご説明します。
カヴァの由来ついて
「cava」はカヴァまたはカバと呼ばれることもあり、スペインの伝統製法(シャンパン方式)で造られるスペイン産スパークリングワインのことを言います。
“cava”の由来は、カタルーニャ語で「洞窟」や「地下蔵」を意味します。これは、かつて熟成の際に洞窟を使われていたことが由来してカヴァという名が付けられました。
実は、1872年〜1960年まで「チャンパン」(カタルーニャ語でシャンパンという意味)と呼んでいましたが、シャンパーニュ地方のワイナリーから抗議があっため、1970年に「カヴァ」に改名したという歴史を持っています。
カヴァがシャンパンと同じ製造方法で造られる理由
カヴァの製造方法であるスペインの伝統製法とは、シャンパン方式とも呼ばれる方法で、その名の通りシャンパンを造るのと同じ製法です。
カヴァはなぜ、シャンパンと同じ製法になったのか?に関しては、17世紀後半〜19世紀にまでさかのぼります。この当時、世界に圧倒的な知名度とブランド力を誇っていたスパークリングはシャンパンでした。
そんなシャンパンに目をつけたカタルーニャ地方の醸造家は、フランス北部のシャンパーニュ地方でシャンパン方式による製造方法を学び、スペインへとシャンパンの伝統製法を持ち帰ります。その後、スペイン土着品種であるマカベオ・チャレッロ・パレリャーダを使い、シャンパンの製造方法と同じ瓶内二次発酵製法で19世紀後半からスパークリングワインを造ります。
現在では、250以上ものワイナリーで年間2億5,000本ものカヴァを製造するにまで成長を遂げました。
カヴァの特徴
カヴァの特徴といえば、芳醇な香りにすっきり辛口な味わい。
カヴァは、その95%がカタルーニャ地方で製造されています。カタルーニャ地方のぶどうは、太陽をよく浴び成熟するため、加糖せずとも香り高く豊かな果実味が感じられるバランスの良いカヴァを造り出すことができます。
温暖な気候で育ったカヴァは、穏やかな酸を持つことも特徴です。豊かな果実味と柔らかな酸を持つカヴァは、ワインに馴染みのない方でも飲みやすいスパークリングワインです。
また、シャンパンは最後の工程で加糖して甘みを加えますが、よく熟成されたカヴァでは、ぶどう果汁そのままの自然な甘みを活かし、一切加糖をしません。そうして造られたカヴァは、シャンパンと比較するとドライな印象へと仕上がります。
カヴァとシャンパンの違いは?
カヴァはシャンパンと同じ製法を採用しているのにも関わらず、なぜ「シャンパン」とは呼ばないのか?と不思議に感じるところですよね。
シャンパンとカヴァの主な違いは以下の2つです。
- 生産地の違い
- ぶどう品種の違い
ワインやシャンパンでは、名前を名乗る際に製造方法はもちろんのこと、品種の指定やどの地域で造られたかなどが細かく定められており、同じ製法だからと言って同じ名前を名乗れないという決まりがあります。
つまり、シャンパンと名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方かつ法律で定められたぶどう品種を使ったスパークリングワインのみと定められています。
シャンパンに使われるぶどう品種は、主にピノノワールやシャルドネなのに対し、カヴァはカタルーニャ地方の固有品種を中心としたぶどう品種を使い、個性あるカヴァ独自のアロマも魅力の一つです。
世界三大スパークリングとして愛される
「カヴァ」の魅力
もともとは「抜群のコスパとシャンパンに似た味わい」ということが注目されて人気となったカヴァの魅力でした。
しかし「シャンパンの真似ではなく、カヴァ独自の魅力を世界へ発信しよう!」というワイナリーが増え、熱心な研究と努力の結果、スペイン独自の土着品種を使い、カヴァにしか造ることのできない個性豊かな味わいを次々に造り出します。
そんなカヴァの独自性が世界でも認められ、フランスの「シャンパン」、イタリアの「プロセッコ」に加えスペインの「カヴァ」が「世界三大スパークリング」と呼ばれるまでに知名度があがりました。
おすすめのcava(カヴァ)
【商品情報】
商品名 |
アグスティトレジョ マタ ブルット レセルバ ロサット トレパット (Agustí Torelló Mata Brut Reserva Rosat Trepat) |
生産者 |
アグスティトレジョ マタ(Agustí Torelló Mata) |
おすすめ料理 |
チェリートマトのピクルス、ラタトゥイユ、 サーモンマリネなど |
生産国 |
スペイン |
地域 |
D.O.カバ |
ぶどう品種 |
トレパット100%(樹齢20年) |
度数 |
11.5% |
ボディ |
ドライ |
飲み頃の温度 |
6℃ |
容量 |
750ml |
今回、ご紹介するのはアグスティトレジョ マタ(Agustí Torelló Mata )が製造するこだわりのカヴァ「アグスティトレジョ マタ ブルット レセルバ ロサット トレパット(Agustí Torelló Mata Brut Reserva Rosat Trepat)」です。
創設者である「アグスティトレジョ マタ」に、ロゼという意味の“Rosat (ロサット)”と使用している土着品種“Trepat(トレパット)”を合わせたものを名前の由来としています。
アグスティトレジョ マタで造るワインはすべてがオーガニックで、ビーガン認定を取得しています。ぶどうは全て手作業による収穫を行い、最も高貴なぶどうのみを選出。高品質なワインを造っています。
味わいの特徴
透明感のあるチェリーピンクが美しく、テーブルに華やかさを演出します。
きめ細やかな泡がゆっくりと立ち昇り、爽やかな味わいです。野イチゴのような森の果実のチャーミングなアロマに、フレッシュなハーブなども感じられます。よく馴染んだ泡が力強く、口当たりが心地良いカヴァに仕上がっています。
フレッシュさと複雑みを同時に感じられ、穏やかな酸と赤系果実の豊かな果実味がバランスよく取れた心地よい余韻が続きます。
生産者について
アグスティ トレジョ マタ(Agustí Torelló Mata )は、アグスティ・トレジョ・マタにより、家族経営のワイナリーとして1950年に設立されました。現在は、彼と4人の子供たち(アグスティ、ジェマ、アレックス、ラリ)が運営と管理を行っています。
アグスティ・トレジョ・マタのボデガや畑は、ペネデス地方、サン・サドゥルニ・ダノイアに位置します。
この町は「カヴァの首都」と呼ばれており、バルセロナからわずか30kmほど。ペネデス地方のぶどう栽培とワイン醸造を中心として発展している都市です。
カヴァに情熱と努力を捧げているワイナリー
アグスティ トレジョ マタのワイナリーでは、カヴァの醸造に全ての情熱と努力を注いでいます。彼らの造るカヴァは、高品質で独自の個性を持ち、非常に高い評価を得ています。
彼らのカヴァには、ペネデス地方の土着品種の中でも、特に樹齢の高い木から収穫されたぶどうが使用されています。
白ぶどうとしてはマカベオ、チャレロ、パレジャーダ、スビラット・パレント、黒ぶどうとしてトレパットを使用。彼らはこの地域の個性を最大限に表現するため、これらの土着品種のみを使用しています。
また、ワイナリーでは以下のような信念を持って日々ワイン造りに励んでいます。
ワイナリーのフィロソフィー
- 100% 高樹齢ぶどう: カバを醸造するにあたっては、最低でも30年以上の樹齢のぶどう樹から得られたぶどうのみを選んでいます。 高樹齢の樹は根が深く張ることで、その土壌はぶどうに豊かな個性を与え、春の雨はぶどう樹を 潤わせ、規則正しい収穫を毎年保障してくれます。
- 100% 土着品種: 彼らが栽培している品種は、マカベオ、チャレロ、パレジャーダ、トレパットでこれらの土着品種が私たちがブレンドするワインの元となります。
- 100% レセルバ、グラン・レセルバ: 彼らは熟成の長いレセルバとグラン・レセルバしか造っていません。 すなわち、最良条件下で長く根気のいる熟成作業が、アグスティ・トレジョ・マタのカバに 奇跡を起こしているのです。
まとめ
スペイン固有品種を使ったカヴァは、穏やかな酸と豊かな果実味がとても飲みやすく、どんな料理にも合わせやすい。そんなカヴァは、スパークリング初心者から上級者まで飲む人を選びません。
「スペイン産の美味しいカヴァを飲みたいな」と思ったらぜひ、アグスティトレジョ マタが造るロゼ・スパークリングワイン「アグスティトレジョ マタ ブルット レセルバ ロサット トレパット」でカヴァの魅力をお楽しみください。