ワインが苦手な方にもおすすめ!さっぱり美味しい後味の甘口ワイン ワインが苦手な方にもおすすめ!さっぱり美味しい後味の甘口ワイン

ワインが苦手な方にもおすすめ!さっぱり美味しい後味の甘口ワイン

普段はお酒を飲まない方や、ワインはまだ苦手…という方におすすめなのが甘口のワインです。

糖度が高く、デザートのような感覚で飲みやすい甘口のワインは、一般的に「デザートワイン」と呼ばれたりもします。

今回は、ぶどう本来の凝縮された果実の甘みがしっかりと感じられつつも、さっぱりと爽やかな後味で、最後まで飲み疲れしないおすすめのスペイン産甘口ワインをご紹介します。

 

甘口ワインの種類

ぶどうは甘いのに、なぜワインには甘みがないのか?と不思議に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その答えは、ワインを造るプロセスにあります。ぶどうに含まれる糖分をアルコールに分解し、ワインができます。そのため、ぶどうにある糖度はなくなり、甘みは感じられなくなります。

甘口ワインは、デザートワインとも呼ばれることをお話ししましたが、デザートワインに確かな定義はなく、種類は国や造りによってさまざまです。世界的に有名なデザートワインには、貴腐ワインやアイスワインなどがあります。

  1. 貴腐ワイン

ぶどうの果皮にあえて菌をつけて腐食を進めることでできる「貴腐ワイン」はドイツを中心にフランスやオーストリアで造られています。

  1. アイスワイン

ぶどうを凍結させた状態で収穫、圧搾し、ぶどうの糖度が濃縮された果汁をワインとするのが「アイスワイン」です。ぶどうの樹が凍ることが必須条件。ドイツやカナダの中でも特に寒い地域(最低でも-7)で栽培することができます。さらに凍ったぶどうから取れる果汁はごくわずかで、生産量はかなり限られているため希少価値があり、高価なワインとなります。

 

Vendimia Tardia― ベンディミア・タルディア―

 

【商品情報】 

商品名

Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)

生産者

Bodegas Torre del Veguer(ボデガス・トレ・デル・ベゲール )

地域

D.O.ペネデス (D.O.Penedès)カタルーニャ州

ビンテージ

2019

生産国

スペイン 

ぶどう品種

ミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)100%【樹齢35年】 

おすすめ料理

グリルチキンのオレンジソース

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

発酵期間

15日間

発酵温度

17°C

熟成容器/期間

3ヶ月シュールリー/5,000L ステンレスチールタンク

度数

13.0%

テイスト

甘口

飲み頃の温度

6~10°C

容量

750ml

 

 Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)について

Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)とは、スペイン語で“遅摘み”を意味します。今回ご紹介する甘口ワインは、貴腐ワインでもアイスワインでもありません。世界でも最も古いぶどう品種として現存している一つ「ミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)」を完熟した状態で使うことで、上品で自然な甘さのワインを造ることができます。

ワイナリーが所有するぶどう畑で最も日当たりの良い場所にある樹齢35年のミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)の1000本の樹を使っています。残度100g/Lになるまでぶどうを熟成させるために、通常のぶどうよりも収穫を1ヶ月以上遅らせ、糖度20度に達する瞬間を待ちます。ぶどうの収穫は8月上旬から始まるのが一般的ですが、このワインでは9月中旬から10月にかけてぶどうを収穫。その後、5,000L ステンレスチールタンクにて3ヶ月間のシュールリー、発酵・瓶内熟成を行います。

Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)は、その名の通り遅摘みの収穫によってできた甘口のワインとなっています。このようなこだわり抜かれた収穫により、大変質の良い甘美なワインとなっており、 Catavinum World Wine & Spirits Competition2016 (

カタビナム・ワールドワイン&スピリッツ・コンペティション)において金賞を受賞しています。

良く熟成されたミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)100%から造られるVendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)は、甘く濃縮感がありますが、スッキリとした後味で飲みやすい味わいを特徴とします。

 

味わいの特徴

Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)の色は、輝きのあるアンバーカラーです。カリンやりんごのコンポートのような凝縮された甘みのジャミーなアロマに、ほんのりとしたハチミツのニュアンス、オレンジピールのようなほろ苦い柑橘系や花々の爽やかな香りがバランス良く混じり合い、奥深さのある長い余韻を心地よく感じられます。

口当たりは、滑らかで甘みのあるワインの特徴であるネクター感があります。たっぷりと当たる日光のもと熟成を促し、こだわり抜かれた遅摘みで収穫されたVendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)は、ただ甘いだけではなく、香り高いアロマと凝縮感のある濃厚な味わいをお楽しみいただける逸品に仕上がっています。

 

おすすめのペアリング

とろりとした甘みのあるアロマにフレッシュでクセのない味わいを持つVendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)には、あらゆるデザートとの相性が良いワインです。特におすすめなのは、チョコレートやオレンジを使ったデザートに合わせて食後のデザート酒としてのペアリングや、グリルチキンのオレンジソース、フォアグラと合わせていただくのもおすすめです。

飲み頃温度は、6~10°Cとなっており、食事と一緒にさっぱりと爽やかな味わいを楽しみたい場合にはしっかりと冷やして飲むのがおすすめです。一方で、少し温度を上げていただくことでハチミツのようなあまーい香りをお楽しみいただけます。その日の食事や気分に合わせて、味わいを変えられるのもVendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)の魅力です。

 

Bodegas Torre del Veguer(ボデガス・トレ・デル・ベゲール )について

Bodegas Torre del Veguer(ボデガス・トレ・デル・ベゲール )のワインの歴史は、ジェロニム修道士がぶどうの樹を15世紀に植えたことから始まり、世界的にも大変長い歴史を持つのワイナリーです。

現在のワイナリーとして設立されたのは、1878年のこと。1995年からはワイナリーの新しい段階が始まり、市場のトレンドに従ってワインを生産するための新しい近代的な設備が組み込まれています。

しかし、ワイナリーではこれまでの長い歴史を大切にしており、600年以上前に造っていた石造りのプレスが今も大切に残されています。さらに、カタロアの歴史的建造物に指定された地中海とのマッチングがなんとも美しい建築物「ベゲリアタワー(Veguer Tower)」があるなど、非常にユニークなワイナリーとしても知られています。

2013年からは、特に有機農法によるオーガニックワインの生産に力を入れており、2016年には100%オーガニックワインの認定、2018年にはヴィーガンワインの認定を受けており、環境にも考慮した上質なワイン造りに努めています。

 

まとめ

自然に近い方法(遅積み)にて、ぶどう本来のナチュラルな甘みを贅沢に感じられる甘口ワインが「Vendimia Tardia(ベンディミア・タルディア)」です。

古代から受け継がれた歴史を大切にしているBodegas Torre del Veguer(ボデガス・トレ・デル・ベゲール )だからこそできるワイン製法で、ミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontignan)の爽やかなアロマと上品な甘みを最大限に引き出すことができています。

ワイン初心者の方や女性へのプレゼントとしても喜ばれるおすすめの逸品です。

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