家飲みに最適なお手頃ワイン「ビノ・デ・メサ」とは?その特徴とおすすめワインをご紹介 家飲みに最適なお手頃ワイン「ビノ・デ・メサ」とは?その特徴とおすすめワインをご紹介

家飲みに最適なお手頃ワイン「ビノ・デ・メサ」とは?その特徴とおすすめワインをご紹介

Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)という言葉を聞いたことはありますか?Mes(メサ)とは、スペイン語で食卓(テーブル)を意味する言葉で、Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)とは、スペインではテーブルワインのことを指します。フランスでは、Vin de table(ヴァン・ド・ターブル)の位置付けであり、世界各地でテーブルワインは、普段に飲めるお手頃なワインとして多くの人々に親しまれてきました。

今回は、おうちで楽しめるリーズナブルなVino de Mes(ビノ・デ・メサ)のおすすめスペイン赤ワインの「Mua Mua Tinto (ムア ムア ティント)」をご紹介します。

 

Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)とは?

Vino de Mes(ビノ・デ・メサ)とは、スペインワイン法のカテゴリーの一つ。スペイン産のワインは、スペインワイン法により6つのカテゴリーに分類されています。

一つの畑から取れる厳選されたぶどうのみを使用した素晴らしいワインにのみ与えられる称号Vino de Pago(ヴィノ・デ・パゴ)や、原産地呼称制度の最高峰であるD.O.Ca(特選原産地呼称)を筆頭とし、Denominacion de Origen (D.O)デノミナシオン・デ・オリヘン、Vino de Calidad con Indicacion Geografica (VCIG)ヴィノ・デ・カリダ・コン・インディカシオン・ヘオグラフィカ、Vino de la Tierraヴィノ・デ・ラ・ティエラに次いで、Vino de Mesビノ・デ・メサが位置付けられています。

Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)は、D.Oを含む格付けされていない地域で栽培されたぶどうの使用や、異なる地域のぶどうのブレンドが許されており、地域名や収穫年、ぶどう品種を記載する義務もありません。そのため、大量生産しやすく、一般的に安価に手に入れることができます。

ところが、このような自由度の高い作り方ができるため、DO/DOCa 規制外で製造された高級ワインのいくつかはあえて原産地呼称の認定にこだわらず、Vino de Mes(ビノ・デ・メサ)を名乗り、高値で販売しています。

 

Mua Mua Tinto ― ムア ムア ティント ―

 

【商品情報】 

商品名

Mua Mua Tinto (ムア ムア ティント)

生産者

Bodega Cosecheros y Criadores(ボデガ・コセチェロス・イ・クリアドレス)

地域

ぶどう生産地:カスティーリャ・ラ・マンチャ州

Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)

ボトリング:バスク州

ビンテージ

NV

生産国

スペイン 

ぶどう品種

Tempranillo(テンプラニージョ)100%【樹齢約30年】 

おすすめ料理

ローストビーフ、チキンのトマト煮、ミートパイなど

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

発酵期間

24時間

発酵温度

22°C

度数

13.5%

テイスト

ミディアムボディ

飲み頃の温度

12~15°C

容量

750ml

 

Mua Mua Tinto(ムア ムア ティント)について

Mua Mua Tinto (ムア ムア ティント)は、カスティーリャ・ラ・マンチャ州を産地とし、Vino de Mes(ビノ・デ・メサ)に分類されるスペインの赤ワインです。ぶどう品種にはスペインの王様とも呼ばれるTempranillo(テンプラニージョ)を100%使用。ステンレス・スティールタンクにて22°Cで6日間の発酵を行い、バスク州にてボトリングが行われています。樽熟成されていないので、ぶどうそのもののフレッシュな果実味が楽しめるとっても飲みやすいチャーミングなワインとなっています。

ワイン名であるMua Mua (ムア ムア )とは、スペイン語で「チュッチュッ(キスの音)」を意味しています。ぶどう畑によくウサギが現れていたことから、本ラベルには2羽のうさぎの絵が描かれています。

 

味わいの特徴

鮮やかなルビーレッドの色調を持つMua Mua Tinto(ムア ムア ティント)は、チェリーやラズベリーといった赤系果実を特徴とし、すみれのような華やかなアロマもあります。

新酒を思わせる生き生きとしたザクロのようなフレッシュな酸味と、心地よい穏やかなタンニンがバランス良く感じられる、飲みやすく軽やかな味わいのスペイン赤ワインです。飲み頃の推奨温度は、12~15°Cの赤ワインにしては少し低めの温度となっています。飲む前に冷蔵庫やワインセラーで少し冷やしていただくことでスッキリと飲みやすい印象となります。

 

おすすめのペアリング

Tempranillo(テンプラニージョ)を由来とする若々しい赤系果実のチャーミングな味わいのMua Mua Tinto (ムア ムア ティント)には、ローストビーフ、チキンのトマト煮、ミートパイなど肉料理と合わせていただくのがおすすめです。

 

Bodega Cosecheros y Criadores(ボデガ・コセチェロス・イ・クリアドレス)について

Bodega Cosecheros y Criadores(ボデガ・コセチェロス・イ・クリアドレス)のワイナリーは、1951年にスペインバスク地方のアルバ県にある町Oyón (オイオン)で、Martínez Bujanda(マルティネス・ブハンダ)家によって設立されました。1995年には増改築され、最新のワイン設備を取り揃えています。

ワイナリーでは、設立当初から高品質のワインスペインを国外へ輸出することをメインに考えられてきました。現在では、世界約60カ国に総生産量の60%を輸出しており、クラシック、モダンなスタイルなど全ての消費者のテイストに合わせるために、6,000個にも及ぶフレンチオークとアメリカンオークを使い分け、あらゆる用途に対応できるワイナリーとなりました。

そんなBodega Cosecheros y Criadores(ボデガ・コセチェロス・イ・クリアドレス)は、最新の技術を屈指したスペインのテーブルワインに分類されるVino de Mes(ビノ・デ・メサ)から格付け認定ワインまで低価格、高品質な革新的なワインを幅広く販売できるボデガです。優れたコストパフォーマンスでモダンなワインを生産するワイナリーとして世界各国のワイン愛好家を魅了しています。

ちなみに、ボデガ名のCosecheros y Criadores(コセチェロス・イ・クリアドレス)のCosecheros (コセチェロス)は、大量生産、早飲みスタイルのワイン生産者という意味。一方でCriadores(クリアドレス)とは、19世紀後半の「近代リオハ」発展に伴ってボルドーの熟成・貯蔵方式を採用したワイナリーのことを言います。異なる二つのワイン生産者を掛け合わせたボデガ名を持つBodega Cosecheros y Criadores(ボデガ・コセチェロス・イ・クリアドレス)は、その名の通りクラシックでありつつもモダンでもあるボデガです。

 

まとめ

お友達との家飲みやデイリーワインに最適なスペイン産Vino de Mesa(ビノ・デ・メサ)のMua Mua Tinto (ムア ムア ティント)をご紹介しました。

スペインの王道であるTempranillo(テンプラニージョ)単一で造られたMua Mua Tinto (ムア ムア ティント)は、フレッシュな果実味や酸を感じられる若飲みタイプの赤ワインに仕上がっています。 タンニンが穏やかなのでワイン初心者でも飲みやすい重たすぎないミディアムボディの味わいです。普段飲むのに丁度いいカジュアルスタイルで楽しめるテーブルワインとなっています。ぜひ、お気軽にお試しくださいね。

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