スペイン完全自然派ワイナリーが造る最新作オーガニック赤ワイン スペイン完全自然派ワイナリーが造る最新作オーガニック赤ワイン

スペイン完全自然派ワイナリーが造る最新作オーガニック赤ワイン

コロナウイルスの影響もあり、健康意識が高くなっているいま、スーパーやレストランで「オーガニック」や「自然派」「ナチュラル」という言葉をよく見かけるようになりました。

近年では、ワインでも「オーガニックワイン」「ナチュラルワイン」「ビオワイン」が身体にも環境にも優しいワインとして注目を集めています。

今回は、スペインの完全自然派ワイナリー「Bodega Sierra Norte(ボデガ・シエラ・ノルテ)」が有機栽培にこだわって造った最新作のオーガニックワイン「Olcaviana(オルカビアーナ)」シリーズの赤ワイン(カベルネソーヴィニヨン)と白ワイン(シャルドネ)を2回に分けてご紹介します。

自然派ワイナリーとは?

自然派ワイナリーとは、完全有機栽培にて農薬や化学肥料を極力使用せず、なるべく人の手を加えず、自然の力を最大限に活かしたぶどうの栽培方法、ワインの製造を行なっているワイナリーのことをいいます。

しかし、自然派ワイナリーの目的は「環境への配慮」「健康への配慮」であり、「地球にも健康にも優しい」というメリットがあります。しかし、農薬や化学肥料を一切使用しないため、害虫が発生しやすく、非常に手間と時間がかかるという特徴があります。

また、ワインをボトリングする際には、ワインの劣化を防ぐために酸化防止剤である亜硫酸塩(SO2)を添加することが一般的ですが、自然派ワイナリーでは、酸化防止剤も使用しません。そのため、ワインを開封後には酸化しやすく、味が変わりやすくなってしまうなど、自然派にすることで発生するデメリットもあります。

ところがワイン業界では、一昔前の「大量生産・大量消費」という考えから、「持続可能な社会への実現(サティスナブルな社会)」の考え方へとシフトしていることから、手間ひまとお金をかけてでも、クオリティの高いワインを少量で造る自然派ワイナリーを目指すワイナリーが増えています。

「オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨン(Olcaviana Ecológico Cabernet Sauvignon)」

 

 

【商品情報】 

商品名

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨン

(Olcaviana Ecológico Cabernet Sauvignon)

生産者

​​ボデガ・シエラ・ノルテ (Bodega Sierra Norte)

ビンテージ

2018年

設立

1999年

おすすめ料理

ペッパーステーキ、粗挽きソーセージ、ピーマンやキノコのグリルなど

生産国

スペイン 

地域

ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャ

(VINO DE LA TIERRA DE CASTILLA)

ぶどう品種

カベルネ・ソーヴィニヨン 100%(樹齢22年) 

垣根仕立て(栽培方法)

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

熟成方法

熟成なし 瓶詰め前に濾過

発酵期間

15~16日間

度数

13.5%

テイスト

ミディアム

飲み頃の温度

14~16℃

容量

750ml

 

Olcaviana Ecológico Cabernet Sauvignon(オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨン)について

スペインの完全自然派ワイナリー「Bodega Sierra Norte(ボデガ・シエラ・ノルテ)」の最新作ワインシリーズが「Olcaviana(オルカビアーナ)」です。2015年に発売されたオルカビアーナのワインシリーズは、白3種類・赤3種類の全て単一品種で構成されており、ワイナリー内でも大型のシリーズになります。

【オルカビアーナシリーズ白ワイン3種類】

  • ソーヴィニヨンブラン・オーガニックホワイト
  • ベルデホ
  • シャルドネ

【オルカビアーナシリーズ赤ワイン3種類】

  • テンプラニーリョ・オーガニックレッド
  • メルロー・オガニックレッド
  • カベルネソーヴィニヨン・オーガニックレッド

Olcaviana(オルカビアーナ)とは、スペインイベリア半島の地に紀元前3世紀頃に居住していたとされる「オルカデス族」にちなんで付けられた名前です。オルカデス族は不屈の精神とたくましさを持っていたとされており、「潜在的な深い力強さ」の象徴とされています。

ワイン名「Olcaviana(オルカビアーナ)」には、この土地の畑もオルカデス族のように潜在的な深い力強さを持つようにという意味が込められています。

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンは、ラマンチャ地方「ラ・ロダ」の持続可能なぶどう畑の有機栽培基準を尊重し、栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨンを100%使用。

ぶどうはがセラーに入れられた後は、発酵を防ぐために冷却を行います。色素や芳香性、甘いタンニンのみをより多く抽出するために頻繁にポンプにかけます。22~24℃で発酵し、マロラクティック発酵は、ステンレス・スティールタンクにて15~16日間行われています。

彼らのぶどう畑の土壌は、有機栽培に適した陽光な生物学的条件を備えているため、無農薬・無化学肥料で、ぶどう栽培に適した完全な有機栽培を実現することができています。

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンの味わい

ルビーレッドの色調が美しいオルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンの味わいは、口当たりは軽やかで、フレッシュ。さらに、しっかりとしたタンニンとスパイシーさも感じられます。

いちごなどといったベリー系のアロマに、青草のようなハーブのニュアンスの新鮮さとタンニンの力強さが非常にバランス良く仕上がっています。

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンは、ワイナリー内で細心の注意を払い、穏やかなポンピングオーバーでプレスされているため、ぶどうの色合いと味わいをそのままに表現した「エレガントな若飲みオーガニックワイン」に仕上がっています。

ワイナリー推奨温度である14~16℃が、最もワインの味わいバランスが良く感じられるので、おすすめです。

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンとのペアリング

カベルネ・ソーヴィニヨン100%で造られたオルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンは、フレッシュなベリー系のアロマにしっかりとしたタンニンが特徴です。

持続性のあるミディアムボディには、赤みの肉やソーセージ、チーズといったしっかりとした味付けのお料理とのペアリングが最適です。

特にペッパーステーキ、粗挽きソーセージ、赤みのグリル、お肉の煮込み料理からピーマンやキノコのグリルなどとの相性が良く、これからの時期バーベキューにもおすすめです!

オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨンの受賞歴

  • オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨン2018:銀メダル–カタビナムワールドワイン&スピリッツコンペティション2020。

Bodega Sierra Norte(​​ボデガ・シエラ・ノルテ )について

Bodega Sierra Norte(ボデス・シエラ・ノルテ)社は、バレンシア県内陸部のレケーナ(バレンシアから車で30分ほどの距離)にある家族経営の小さなワイナリーです。ワイナリーを設立した1999年当初から有機栽培にこだわり、ワイン生産を行なってきました。

植物や土壌、ぶどうや有機物を大変尊重したぶどう栽培に注力しており、独自のワイナリーの哲学のもと、これまで3世代に引き継がれています。

ワイナリーでは設立以降、モノバイリエタル(単一品種ワイン)の醸造に力を入れており、スペインの土着品種を大切にしながらも、海外品種も多く栽培しており、有機農業の基準下で栽培された彼らのぶどう園には、現在30種類を超える多様なぶどう品種があり、それぞれの品種の個性を込めて丁寧に栽培されています。

まとめ

自然派ワイナリーでは、人の手を極力加えないこと、自然の力を最大限に活かしたワイン造りを大切にしています。そのため、味わいを均一して保つことが難しく、ヴィンテージによっても味わいが異なる場合が多いのも特徴です。とはいえ、「自然派ワイン=ワインの品質が落ちる」ということではありません。

多くの自然派ワイナリーでは、丁寧に時間をかけ、ナチュラルかつ高品質なワイン造りを行っています。今回ご紹介した「Bodega Sierra Norte(ボデガ・シエラ・ノルテ)」もオーガニックにこだわって、高品質なぶどう栽培に専念している自然派ワイナリーの一つです。

彼らの造る「オルカビアーナ・エコロヒコ カベルネ・ソーヴィニヨン」は、化学肥料や添加物を使用せず、ユーロリーフEU有機認証、ヴィーガン認定を受けている完全オーガニックの若飲みワインです。

カベルネ・ソーヴィニヨンのぶどう本来が持つ、エレガントでナチュラルな味わいをお楽しみください。

関連記事