美食の地バスク名物チャコリ!中でも最初にオーガニック認証を受けたというパイオニア 美食の地バスク名物チャコリ!中でも最初にオーガニック認証を受けたというパイオニア

美食の地バスク名物チャコリ!中でも最初にオーガニック認証を受けたというパイオニア

ミシュランガイドの星を持つレストランが世界一多いとして知られている美食の地にバスク地方があります。

さらに、世界の美食家がこぞって訪れるバスクの食事に合わせるワインといえばチャコリ。地元の人に親しまれているバスクの名物白ワインです。

今回は、そんなチャコリの中でも世界で初めてオーガニック認定されたチャコリワイン「Txakoli Bengoetxe Ecológico(チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ)」をご紹介します。

バスク地方について

バスク地方は、昔からヨーロッパでは避暑地として知られており、観光客に人気のある地域です。

バスク地方はフランスの国境とスペインの国境にまたがっており、フランス料理の流行や技術を取り入れつつも、スペインの伝統を残した他にはない新しいジャンルの料理を生み出しました。

そんな、フランスとスペインを融合したレベルの高いバスク料理に美食家からの注目が集まり、特にバスクの中でも「サン・セバスティアン」は美食の街として一目置かれる存在になっています。

バスクチーズケーキで一躍有名に!

日本ではなんと言っても「バスクチーズケーキ」がきっかけとなり、ここ10年ほどでバスクの名前が一躍有名になりました。バスク地方のことをチーズケーキで知った人も多いのではないでしょうか?

バスクチーズとは、その名の通り、バスク発祥のチーズケーキ。サン・セバスチャンの名店ラ・ビーニャのベイクドチーズケーキがレシピの元になっており、厚めのチーズケーキの表面全体にしっかりとつけた焼き色、クリームチーズをたっぷりと使ったチーズの濃厚な味わいが特徴です。

しかし、実は地元では「tarta de queso(タルタ・デ・ケソ)」の名前で親しまれており、スペイン語で“チーズケーキ”を意味します。バスクチーズケーキという名前で有名なのは、日本だけだったなんて驚きですよね。

バスク地方を代表するワイン「チャコリ」

バスク地方では、中世時代からさまざまな種類のワインが造られており、バスクの人々にとっても特別なワインでした。ところが19世紀半ばにかけて、フォロキセラの被害を受けたチャコリは絶滅の危機に瀕していました。

しかし、1989年チャコリがDO(原産地呼称)されて以降、多くのワイナリーがチャコリの生産をはじめたことで、それまで以上に高品質のチャコリが生産されるようになります。現在では、バスクを代表するワインにまで成長しましたが、チャコリが有名になったのもここ数十年のことです。

チャコリの特徴

バスク語でTxakoli、スペイン語でChacoliと表記されるチャコリは、主にスペイン北部のバスク州、ナバーラ州、カンタブリア州で栽培・生産される白ワインです。

チャコリは長期保存に向いておらず、生産から1年以内の早飲みワインが一般的です。

チャコリの味わい

スペインの土着品種「オランダラビ・スリ」から造られるチャコリは、一般的に微発泡で豊かな果実味としっかりとした酸味を持っています。平均アルコール度数は9〜11と低めで、糖度の低いドライなワインに仕上がります。

グレープフルーツのようなほんのりとした苦みや主に柑橘系の果実味といったさっぱりとした爽やかな味わいが夏にぴったりのワインです。地元では、スペイン発祥のピンチョスやシーフードパスタなどと一緒にチャコリを楽しみます。

高い場所から注ぐチャコリ特有の飲み方「エスカンシア」とは?

ワインといえば、丸みのあるフォルムのワイングラスに泡立てずに注ぐのが一般的です。

ところが、チャコリを飲む際には、平たいグラスに20センチ以上(頭上あたり)の高さから注ぐのが定番のスタイル。この方法は、「エスカンシア」と呼ばれており、高い位置から注ぐことでワインを泡立たせて、酸味が強いチャコリを穏やかにする目的と、香りを開く目的があり、エスカンシアを行うことで口当たりがまろやかで飲みやすい味わいになります。

そして、このスタイルが他にはないワインパフォーマンスとして、観光客の間で大人気に!20世紀後半には、他国からの観光客がエスカンシアを一目見ようと、チャコリが話題となりました。バスク料理の人気とともに、チャコリも人気を博し、バスク地方の名物ワインとして知られるようになります。

少量生産の希少オーガニックチャコリのスペインワイン「チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ」


【商品情報】

商品名

チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ(Txakoli Bengoetxe Ecológico)

生産者

ベンゴエチェ ・バセリア (Bengoetxe Baserria)

ビンテージ

2018年

設立

2007年

おすすめ料理

魚介類のセビーチェ、白魚のフリット ムール貝のワイン蒸しなど

生産国

スペイン

地域

D.O.ゲタリアコ・チャコリーナ(D.O.Getariako Txakolina)

ぶどう品種

オンダラビ・スリ 95%、グロ・マンサン 5%

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

熟成方法

ステンレス・スティールタンク/4~6ヶ月

発酵期間

30日間

度数

12.0%

テイスト

ドライ

飲み頃の温度

6~8

容量

750ml


今回は、バスク地方の名物チャコリの中で唯一オーガニック認定されているチャコリ「Txakoli Bengoetxe Ecológico(チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ)」をご紹介します。

Txakoli Bengoetxe Ecológico(チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ)について 

チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコは、元々ワイナリーで健康のことを考えて家族のためだけに少量生産していた有機ワインでした。

チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコの「ベンゴエチェ(Bengoetxe )」とは、ワインラベルにもなっているバセリアと呼ばれる建物のこと(古くからあるバスク特有の伝統的な石造りの古屋をバセリアという)で、ワイナリーの醸造所兼出荷スペースです。

また、名前の最後にある「エコロヒコ(Ecológico)」とは、スペイン語で“オーガニック”を意味しています。

チャコリ唯一のオーガニックワイン産

ベンゴエチェ ・バセリアのワイナリーでは、元々ぶどう園の隣で家族のための野菜を栽培していました。ところが、ぶどう園で薬品を使用すると、自家栽培の野菜まで薬品がついてしまう。それなら、いっその事ぶどう園も有機栽培にしようと考えたのがオーガニックワインのはじまりでした。

健康のためにぶどう園では、化学農薬を一切使用していないのはもちろんのこと、除草剤も使用しないというこだわりぶり。その分、大変な手間と時間がかかってしまうため、大量生産はできず、年間生産量は約21,000本と少量生産の希少なオーガニックチャコリはここでしか手に入りません。

チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコの味わい

緑みを帯びたレモンイエロー。青リンゴや白い花のような華やかなアタック、ライムやレモンといった爽やかなアロマに洋梨のような穏やかな香りが広がります。

口の中で、フレッシュな果実味、いきいきとした酸味、ハチミツのほのかな甘み、がバランス良く感じられ、チャコリならではの複雑な味わいをお楽しみいただけます。さらに、グレープフルーツのようなほろ苦さがワインの余韻を心地よく演出します。

なお、オーナーであるイニャキ氏は、チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコに関しては、エスカンシアを推奨していません。そもそも、エスカンシアは、酸が強く、若飲みである硬いチャコリを和らげて飲みやすくするために生み出された注ぎ方です。チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコに関しては、まろやかな酸に華やかな香りがバランス良いワインのため、エスカンシアの必要がありません。

6〜8に冷やして一般的な白ワインと同様の注ぎ方、ワイングラスで食前酒として、また貝や魚、シーフード料理と合わせて飲むのがおすすめです。

ワイナリー「ベンゴエチェ ・バセリア」について

ベンゴエチェ ・バセリア(Bengoetxe Baserria)のオーナーであるイニャキ・エチェベリア氏は、36年に渡り、バスの車体メーカーに勤務しながら自家栽培をしてきました。奥様の実家が畜産業を廃業したことで、ぶどう園を作ったことがワイナリーの始まりとなります。

3つの原産地呼称があるチャコリの中で初のオーガニック認定を受けたワイナリー。わずか3.2ヘクタールのぶどう園で、スペインワイン土着品種であるオランダラビ・スリを中心に栽培しています。

バスク特有の小さな古屋カセリオにて、醸造から瓶詰めまでを行っています。家族経営の少量生産で、チャコリ1種類のみを造っています。

まとめ

スペインバスク地方と、そのバスク発祥のチャコリについてご紹介しました。

チャコリは、スペイン国内でも全体生産量が少ないため、そもそも日本にまで出回ることが少ないワインですが、今回ご紹介した「チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ」は、チャコリ初のオーガニック認定を受けた生産量わずか、希少なオーガニックチャコリですので、お目にかかれること自体が貴重です。

ぜひ、この機会に環境にも健康にも優しいオンリーワンなスペインワイン「チャコリ ベンゴエチェ エコロヒコ」をお楽しみください!

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