スペイン品種「ビウラ(マカベオ)」とは?その特徴とおすすめをご紹介 スペイン品種「ビウラ(マカベオ)」とは?その特徴とおすすめをご紹介

スペイン品種「ビウラ(マカベオ)」とは?その特徴とおすすめをご紹介

 スペインのリオハといえば、高級ワイン産地であることがよく知られています。というのも、リオハのテロワールは、ぶどう栽培に最適で、質の良いワインができます。

そんなリオハで広く栽培されている白ワイン用ぶどう品種に「ビウラ(Viura)」があります。ソーヴィニヨンブランのようなシャルドネのようなフレーバーも感じられますが、やはりスペインのビウラ(Viura)でしか出せない魅力があります。

今回は、ビウラ(Viura)の特徴や、ビウラを使ったリオハのおすすめ白ワインついてご紹介します。

 

ビウラ(Viura)について

ビウラ(Viura)とは、マカベオ(Macabeo)の別名であり、主にスペイン北部のリオハ、アラゴン、ナバーラ地域やフランスのラングドック&ルーション地域で栽培されているぶどう品種です。カタルーニャ州では、マカベオと呼ばれ、主にカバ(cava)に使用されています。原産地は特定されていませんが、スペインが原産地であることが有力で、スペイン国内では白ぶどう栽培量第2位の人気を誇ります。

ビウラ(Viura)は、ぶどうの熟成度合いや産地によって味わいの特徴が異なります。一般的には、フルーティーで、しっかりとした骨格に程よい酸味、グレープフルーツのような柑橘系の苦味を感じられます。ぶどうをよく熟成をさせることで、フローラルなアロマが際立った豊かな芳香性のワインになります。一方、早めに収穫することで、ミネラル感のある爽やかなスタイルになります。

酸化に強いぶどう品種であるビウラ(Viura)は、19世紀末に流行したフィロキセラの後、リオハで導入されました。ブレンドされることが多く、若飲みにも熟成用にもなる柔軟な白ぶどう品種です。

ビウラは、オークによく反応することから、樽熟成にも適したぶどう品種です。単一ぶどう品種のビウラを樽熟成した場合、黄金色の輝きにシャルドネを思わせる厚みのある味わいとなり、ボルドーのシャルドネにも匹敵する最高級白ワインであると評価しているワイン評論家もいます。

 

Murillo Viteri Blanco ― ムリージョ・ビテリ ブランコ

 

【商品情報】 

商品名

Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)

生産者

Bodegas Murillo Viteri(ボデガス・ムリージョ・ビテリ)

地域

D.O.Ca.リオハ(D.O.Ca.Rioja )ラ・リオハ州

ビンテージ

2021

生産国

スペイン 

ぶどう品種

 ビウラ(Viura) 95%、マルバシア(Malvasia) 5% 【平均30年】

おすすめ料理

白身魚のカルパッチョ/帆立貝のレアグリル/ヤリイカのフリット/レモンパイなど

発酵容器

ステンレス・スティールタンク

発酵期間

18日間

発酵温度

15°C

熟成容器/期間

ステンレスチールタンク

度数

13.0%

テイスト

ライト

飲み頃の温度

6~8°C

容量

750ml

 

 Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)について

Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)は、平均樹齢30年のビウラ(Viura) 95%とマルバシア(Malvasia) 5%から造られています。【朝10時から飲めるワイン】をテーマに造られたので、とっても爽やかでライトなビウラ(Viura)主体のリオハ産辛口白ワインとなっています。

ぶどうの収穫後は、14〜15℃に温度管理されたステンレス・スティールタンクにて18日間の発酵を行います。醸造タンクには、浅く幅が広い (4 mx 3.5 m)を使用しており、皮に含まれる構造と色素の抽出をすることができます。これらのプロセスを通じて、ぶどう本来が持つお花や果実の芳香なアロマをそのまま活かしたフレッシュなワインに仕上がります。

Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)を飲む際には、6~8°Cに冷やしてスッキリと飲むのがおすすめです。

 

味わいの特徴

Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)レモンイエローの色調で、シトラスやりんご、白い花、ハーブ、柑橘系のアロマが爽やかに感じられるみずみずしい味わいを感じられます。

ハツラツとした酸といきいきとしたミネラル感を特徴とし、口当たりは滑らかで、清涼感のある果実味が、時間の経過とともに広がり、芳醇な香りが魅力的な最高品質リオハの白ワインです。

とってもスッキリさっぱりとしているので、よく冷やしていただくことでゴクゴクと飲めちゃいます。夏の暑い日やバーベキューなどにも最適なワインです。

 

おすすめのペアリング

ミネラル感がフレッシュで、スッキリとした爽快感のある白ワインMurillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)には、白身魚のカルパッチョや、帆立貝のレアグリル、ヤリイカのフリットなど、主に魚介類との相性が抜群です。また、レモンパイなどさっぱりと爽やかな柑橘系のデザートと合わせていただくのもおすすめです。

Murillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)の爽やかな味わいと、ほのかな苦味の余韻は、上記の他にもさまざまなお食事とのペアリングをお楽しみいただけます。

 

Bodegas Murillo Viteri(ボデガス・ムリージョ・ビテリ)について

Bodegas Murillo Viteri(ボデガス・ムリージョ・ビテリ )は、スペインのセニセロ1900年に創立された家族経営の小さなワイナリーです。曽祖父であるルペルト ルビオ(Ruperto Rubio)がワインの生産と販売を始めたことから始まりました。

Bodegas Murillo Viteri(ボデガス・ムリージョ・ビテリ)では、ワインを最大にケアすることを哲学とし、消費者が完璧な状態で楽しめるよう6世代に渡ってワイン造りに専念しています。全てに情熱と熱意を注ぎ込み、環境を尊重した持続可能な農業にも力を入れたワイン造りを行っています。

最先端の技術と伝統のワイン技術と情熱をコアの基盤とし、ワイン生産プロセス全体を通して細部まで気を配ることで、繊細でエレガントな最高品質のリオハワインを生産しています。

ワイン高級産地としても名高いリオハ州にある最高地域のにある自社のぶどう園は、標高466mのところにあり、石灰質の土壌で平均35〜40年のぶどう樹があります。この自社のぶどう園と信頼できる伝統的な生産者からのぶどうを使用することで、滑らかで丸みのある飲みやすいワインを保証します。

 

まとめ

日本では、なかなか馴染みのないビウラ(Viura)ですが、スペイン国内ではスパークリングワインや白ワインとして人気のあるぶどう品種です。

今回ご紹介したMurillo Viteri Blanco(ムリージョ・ビテリ ブランコ)は、100年以上続く経験豊富なBodegas Murillo Viteri(ボデガス・ムリージョ・ビテリ)がワイン造りのプロセスにおいて細部までこだわって造られたビウラ(Viura)主体の爽やかな白ワインです。ぜひ、時間の経過とともに変化する芳醇な香りをお楽しみください。

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