暖かく、爽やかな季節のお休み、ゴールデンウィークは、ゆっくりワインを家飲みしたり、外へのお出かけでワインを楽しんだりするのにぴったりですね。今回はゴールデンウィークの外飲み・家飲みにおすすめのスペインワイン特集をお届けします。
ゴールデンウィークの外飲み・家飲みにおすすめのスペインワイン
エステバン・マルティン・ブランコ(Esteban Martín Blanco)
レモンイエローの色あいの(Chardonnay)70%、マカベオ(Macabeo)30%の辛口ヴィーガン白ワインです。 柑橘系の香りにりんごやパイナップルなどの甘いアロマがほんのりと香ります。みずみずしく果実味のある飲みやすい軽やかさが家飲み、外飲みの場を盛り上げてくれるでしょう。魚介類との相性がいいので手巻き寿司パーティなどにもぴったりです。
造り手のボデガス・エステバン・マルティン(Bodegas Esteban Martín)の歩みは1985年アラゴン州最古のワイン産地、カリニェーナ(D.O.P. Cariñena)の150ヘクタールのぶどう園から始まりました。そして、2003年、シャトースタイルをコンセプトに家族経営のワイナリーを始めます。現在、約400ヘクタールのぶどう畑では土壌に適した、テンプラニージョ(Tempranillo)、ガルナチャ(Garnacha)、メルロ(Merlot)、シラー(Syrah)、シャルドネ(Chardonnay)などが栽培されています。この広大なぶどう畑で栽培されたぶどうは収穫後すぐに畑の中心に構えた醸造所に運び込まれ、鮮度と香りが保たれたまま丁寧に醸造されます。
オルカビアーナ・エコロヒコ シャルドネ(Olcaviana Ecológico Chardonnay)
透明な麦わら色で、反射すると緑色に光るきれいなオーガニックワイン。しかも、お手頃価格ながらヴィーガンワインでもあり、仲間うちの家飲みやキャンプなどでの持ち寄りにも喜ばれるでしょう。
洋梨や桃、パイナップルなど、トロピカルなフルーツや甘い花のアロマがみずみずしく感じられ、爽やかな季節におすすめです。果実味のある口当たりに、バランスの取れた酸味が甘いフルーティさとほどよく調和しています。バランスが良く、余韻も長く楽しめるのも魅力のひとつ。
イベリア半島の地に紀元前3世紀頃に居住していたとされる、オルカデス族にちなんだワインです。不屈の精神を持ち、ローマ帝国が繁栄するなか長い間独立を保ったとされるオルカデス族は、この土地の持つ力強さを象徴しています。
生産者はバレンシア県(Valencia)レケーナ(Requena)の外れにあるボデガス・シエラ・ノルテ(Bodegas Sierra Norte)です。1914年からぶどう栽培を始めた一家の3代目が1995年に設立しました。
ガト・ポエタ(Gato Poeta)
明るいルビーレッドのテンプラニージョ(Tempranillo)100%使用による赤ワインです。フレッシュな赤系ベリーのアロマに、わずかにオークのニュアンスが感じられます。口当たりは軽く、フルーティで活き活きとした味わいで、カジュアルながら飲みごたえもしっかりあります。猫があしらわれたかわいらしいラベルと、お手頃価格が親しい人たちとの家飲み、外飲みの場にぴったりです。肉料理との相性もいいのでBBQのお供にもおすすめ。
造り手のヴィニ・ガリシア(Vini Galicia S.L)はガリシア州の中心部に位置するチャンターダ(Chantada)で1940年にホテルとワインの販売所としてその歩みをスタートさせました。その後、創業者のマヌエル・メンデス(Manuel Méndez)氏はボデガス・ぺヌーソス(Bodegas Penouzos)をあらたに設立し、息子たちと共にワイン醸造を始めました。そして、1976年にはぶどう栽培に特化した会社を設立。その後会社を徐々に拡大し、90年代には創業から3代目にまで引き継がれ、現在は最先端の設備や技術を取りいれ、最新の醸造施設や伝統的な製法を守り続けるワイナリーも併設するVINIGALICIA S.L.を設立しました。そして、ワイナリーを5つ持つほどに会社を拡大し、ガリシア州のD.O.(原産地呼称)の5つすべてを網羅する、ガリシアを代表するワイン企業となっています。
ムア・ムア ティント(Mua Mua Tinto)
ルビーレッドの色調。チェリーやラズベリーといった赤系果実のアロマ。ザクロのようなフレッシュな酸と穏やかなタンニンが楽しめる軽やかなタイプの赤ワインで、かわいらしいうさぎのラベルが、おうちでの女子会などにもぴったりです。ムア・ムアとは、スペイン語でキスするときの音を表します。ぶどう畑にうさぎがよく現れていたため、このラベルデザインになったのだとか。赤も白もキャッチーなラベルデザインの通り、とても飲みやすいワインとなっています。
醸造者はバスク州(País Vasco )アラバ(Arabako Probintzia)のコセチェロス・イ・クリアドレスCosecheros y Criadores。1951年にファミリア・マルティネス・ブハンダ社(Familia Martines Bujanda)によって設立されたワイナリーです。
ファミリア・マルティネス・ブハンダ社は、1889年にリオハ(D.O. Rioja)に創設され、現在ではコセチェロス・イ・クリアドレスの他に5つのワイナリーを所有、合計1,000ヘクタールを超える自社畑を持っています。5つのワイナリーは、それぞれ大きく異なるテロワールを持ち、その土地と品種の個性を活かしたワイン造りをしています。コセチェロス・イ・クリアドレスでは、スペインの伝統と革新の融合による国際的でモダンなスペインワインを造っています。
エウダルド ブルット・ナトゥレEudald Brut Nature
暖かくなってくると喉越しの良いスパークリングワインが飲みたくなってきますね。家飲み、外飲みの乾杯にもぴったりなカヴァ(Cava)といえばこちらのエウダルド ブルット・ナトゥレです。
きらめくイエローゴールドの色合いにフルーツやフレッシュハーブのアロマが楽しめる、ぶどうの持つ甘みだけで造った辛口カヴァです。泡立ちは軽やかで心地よい酸味があり、ミネラル感が爽やかで、なおかつフルーティで豊かな味わいが楽しめます。また、原料にはビオディナミ農法で育てた自社畑のぶどうのみを使っています。
造り手はエウダルト・マッサナ・ノヤ(Eudald Massana Noya)。カタルーニャ州(Catalunya)ペネデス地方(Penedès)で18世紀半ばごろにぶどう栽培を開始した伝統ある家族経営のワイナリーです。1917年に新しくぶどう栽培とカヴァ醸造を始め、代々、伝統的手法に則って良質なカヴァを造ってきました。現在はビオディナミ農法を実践し、丁寧なぶどう栽培と醸造をしています。補糖をしない「ブルット・ナトゥレ」を造るためには、ぶどうをしっかり成熟させ、充分に糖度をあげる必要があります。ぶどう栽培と醸造への並々ならぬこだわりがあってこそ叶う、ブルット・ナトゥレをぜひお手頃価格でお楽しみください。
マルケス・デ・グリニョン カバ オーガニック ブルット ロゼ ラ・ヴィ・アン・ローズ(Marqués de Griñón Cava Organic Brut Rosé La Vie en Rose)
余韻が華やかに広がるオーガニック認証のロゼカヴァ。キラキラしたかわいらしいローズピンクで、いちごやさくらんぼのような赤系果実の爽やかなアロマが楽しめます。バラのような香りに、ちょっと甘いフルーツキャンディのような軽快でキャッチーなニュアンス。キラキラした泡はスーッと立ち昇り、優しい口当たりとスッキリドライな味わいが楽しめます。海鮮の鉄板焼きやBBQとのペアリングもおすすめです。
ラ・ヴィ・アン・ローズ(La vie en Rose)とは「バラ色の人生」を意味します。これは、生産者のグリニョン伯爵カルロス・ファルコ氏のライフスタイルを表した言葉で、「人生をポジティブに、楽しく前向きに捉える」ことをテーマに掲げています。このカヴァを楽しむことで人生を楽しみ、前向きな気持ちになれることでしょう。そんなロゼ・カヴァを家飲みでの女子会で開けたら、盛り上がりそうですね。20%オフで今なら大変お得です。
まとめ
ゴールデンウィークの外飲み・家飲みにおすすめのスペインワイン特集をお届けしました。ゴールデンウィークを美味しいスペインワインと共に、楽しく過ごしていただければと思います。