鳩のエチケットが目印！芳醇でジューシーなアルバニーリョ

 イベリア半島の北部、フランスと国境を接するバスク州から西のガリシア州までの北部一体は、降水量が多く緑が豊かなことから「グリーン・スペイン」と呼ばれています。スペインの中心部や南部に比べると冷涼で酪農が盛んなこの地域では牛乳製のチーズなども造られており、多彩な食文化に彩られた地方です。

ガリシア州の西側、複雑に入り組んだ海岸線の地形「リアス式海岸」があることで有名なリアス・バイシャス（ Rías Baixas）では、代表品種であるアルバリーニョ (Albariño)をはじめ個性豊かな土着品種が栽培されており、高品質な白ワインを産出することで知られています。

今回は、D.O.リアス・バイシャス（ D.O.Rías Baixas）のアルバリーニョ (Albariño)から造られる白ワイン、ブエラ・パロマ・デ・プラタ アルバリーニョ (Vuela Paloma de Plata Albariño)をご紹介します。

スペインを代表する白ワイン産地 リアス・バイシャス（ Rías Baixas）

スペインの北西、大西洋に面したガリシア州は、個性あふれる白ワインの産地として有名な土地です。海岸に面したリアス・バイシャス（ Rías Baixas）は1年を通して穏やかな気候で、雨の多い土地ですが花崗岩が砕けてできた砂状土壌はと水はけが良く、ブドウ栽培に適した土地と言えます。

リアス・バイシャス（ Rías Baixas）を代表する白ぶどう品種、アルバリーニョ (Albariño)から造られる白ワインは、華やかなアロマとフレッシュな飲み口で世界的に人気があります。他の地域ではあまり栽培されていない品種で、同地域で栽培されているブドウの9割以上をアルバリーニョ (Albariño)が占めています。

アルバリーニョ (Albariño)から造られる白ワインの約8割がアメリカやドイツ、イギリスに輸出されており、リアス・バイシャス（ Rías Baixas）だけでなく、スペインを代表する白ワインと言っても過言ではないほど、その人気は不動のものになっています。

高温・多湿からブドウを守る仕立て「ペルゴラ」

リアス・バイシャス（ Rías Baixas）は雨が多く多湿であることから、湿気によるカビなどの病害からブドウを守ために「ペルゴラ」と呼ばれる仕立て方でブドウを栽培しています。日本の生食用ブドウのように高い位置に棚を立て枝を誘引することで、果実と地面との間に距離ができて湿気からブドウを守ことができます。ワイン用のブドウを栽培する方法として、塀のようにブドウの樹を植える垣根仕立てが一般的な中、リアス・バイシャス（ Rías Baixas）では古くからペルゴラによる栽培が行われてきました。

ペルゴラは湿度対策だけでなく強すぎる日差しからブドウを守る役割も果たしています。棚仕立てにすることでブドウの上に葉が茂り、強すぎる日差しを遮ってブドウの育成や樹勢を調整しています。

近年では垣根仕立てで栽培する生産者も増えてきましたが、伝統的に行われてきたペルゴラ仕立ては人の目の高さに果実がなることから、きめ細かな手入れができるというメリットもあります。

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夏に飲みたくなるアルバリーニョとは？徹底解説します

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ブエラ・パロマ・デ・プラタ　アルバリーニョ

【商品情報】　

ブエラ・パロマ・デ・プラタ　アルバリーニョ (Vuela Paloma de Plata Albariño)について

ブエラ・パロマ・デ・プラタ（Vuela Paloma de Plata）に使用されるアルバニーリョ（Albariño)は、D.O.リアス・バイシャス（D.O. Rías Baixas）の中心部、古くからアルバニーリョ（Albariño)が栽培されてきたサルネス渓谷沿いに広がるパゾ・オブ・ビジャレイのブドウ畑から収穫されます。

D.O.リアス・バイシャス（ D.O.Rías Baixas）中で最も南に位置するこの畑には、アルバリーニョ（Albariño)の他、カイニョ ブランコ(Caíño Blanco)、ゴデージョ(Godello)、ロウレイラ(Loureira)、トレイシャドゥーラ(Treixadura)といった品種のブドウの樹が並ぶ中でサスティナブルな栽培が行われ、ブドウ畑は 91 種の植物と 71 種の動物の自然生息地になっています。この生物学的多様性の確立によってブドウの樹が根から豊かになり、自然と一体化したユニークなワインが造り出されています。

ブドウは全て手摘みで収穫され、ワイナリーで手作業による選果が行われます。ブドウは優しく圧搾され、果汁はステンレスタンク内で定温発酵させます。ブドウが持つ本来の味わいを探求しながら、手作業によるワイン造りが行われています。

味わいの特徴

明るく透明感のある黄緑色。グラスに鼻を近付けるとパイナップルやゴールデンキウイのようなトロピカルフルーツのアロマが広がります。口に含むと、爽やかな酸味とジューシーな果実味、ほのかなスパイシーさがあり、後味にはシトラス系の爽やかさとミネラルの余韻が残ります。フルーティーで華やかな香りと果実味溢れるジューシーな飲み口、豊かなミネラルを感じさせるバランスの取れた白ワインです。

おすすめのペアリング

芳醇で凝縮感のあるフルーティーなアルバリーニョ、ブエラ・パロマ・デ・プラタ　アルバリーニョ (Vuela Paloma de Plata Albariño)は、魚介料理と合わせていただくのがおすすめです。

魚介のプランチャ（鉄板焼き）やパエリア、タコのガリシア風など、シーフードを使ったお料理にはよく合いますし、小エビや野菜のフリットなど、ワインのしっかりとした酸味が揚げ物とも良く合います。香草をふんだんに使ったサラダや生春巻などのエスニック系お料理と合わせていただいても良いでしょう。スペイン料理に限らず和食や中華など、幅広いジャンルのお料理と相性が良いのがアルバニーリョの魅力です。

ベリー・ファイン・ビノス（Very Fine Vinos）について

ベリー・ファイン・ヴィノス（Very Fine Vinos）は、2010年に設立された、輸出マネジメントを手がける専門家チームです。

家族経営のワイナリーが造る優れたワインを世界に発信していくため、専門家を必要としているワイナリーの輸出部門として、経験豊かな専門家によるサービスを提供しています。

現在は、北部のアラゴンからラ・リオハ、ガリシア州とバスク州の北海岸に位置するワイナリー、ドゥエロ川沿いに位置するワイナリー、地中海沿岸のタラゴナからムルシアまでの地中海沿岸、スペイン中部および南東部のワイナリーなど、スペイン全土の生産者と手を取り、様々なワインのマネジメントを手掛けています。

「鳩」に込められたメッセージ

今回は、ベリー・ファイン・ビノス（Very Fine Vinos）が手がける白ワイン、 ブエラ・パロマ・デ・プラタ アルバリーニョ (Vuela Paloma de Plata Albariño)をご紹介しました。

ブエラ・パロマ・デ・プラタ（Vuela Paloma de Plata）はベリー・ファイン・ビノス（Very Fine Vinos）がスペインの白ブドウ品種に焦点を当てて発足したプロジェクト名で、Palomaとはスペイン語で「鳩」を意味します。「ワインの味わいを楽しみ、平和な時を過ごせるように」というメッセージを込めて「平和・調和」の象徴である「鳩」がエチケットにデザインされています。

D.O.リアス・バイシャス（D.O. Rías Baixas）のアルバニーリョはどんなジャンルのお料理とも合う万能ワインです。ワインを楽しむ平和なひと時を、ぜひお気に入りの組み合わせで楽しんでくださいね。

◆ガリシア州のワインが気になる方はこちらもチェックしてみてください。

ガリシア州のワイン

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