父の日のプレゼントにおすすめのワインを父の日の豆知識とともに紹介! 父の日のプレゼントにおすすめのワインを父の日の豆知識とともに紹介!

父の日のプレゼントにおすすめのワインを父の日の豆知識とともに紹介!

 毎年6月の第3日曜日は父の日ですね。

ふだんはなかなかお父さんに「ありがとう」を伝えられない、という方にとって、父の日は日頃の感謝を伝える良い機会ですね。ただ、「母の日のプレゼントは比較的選びやすいけれど、父の日となると難しい」と思われる方もいるのではないでしょうか?そんな方のために、おすすめしたいのがワインのプレゼントです。

今回は、父の日に関するさまざまなエピソードとともに、父の日のプレゼントにおすすめのスペインワインを紹介します。

 

父の日の由来とは?

ところで、父の日の由来をご存知でしょうか?

きっと「母の日の由来なら知っているけど、父の日については知らない!」という方が少なくないのではないでしょうか。

そもそも、父の日は「『母の日』があるのに父の日がないのはおかしい!」と考えた、ソノラ・スマート・ドット(Sonora Smart-Dodd)という女性の思いがきっかけで、1910年から祝われるようになった記念日です。ソノラはアメリカワシントン州スケボーン在住で、ソノラの父親は南北戦争に従軍、復員後に妻を亡くし、6人の子供たちを男手ひとつで育て上げました。そして、その後再び戦地へ赴き、亡くなってしまったのです。

あるとき、教会で母の日の説教を聞いたソノラは「母親に感謝を伝える日があるならば父親にも感謝を伝える日があるべき」と思い、牧師協会に父の日を作るよう嘆願しました。そして、その次の年、ソノラの父親の誕生月である6月の第3日曜に、初の父の日の式典がおこなわれたのです。

しかし、父の日の認知度はアメリカ国内でもしばらくは上がりませんでした。その後、多くの人に父の日が知られるようになったのは、1916年、第28代アメリカ大統領、ウッドロー・ウィルソン(Thomas Woodrow Wilson)が式典に出席したことがきっかけでした。そして、第37代大統領、リチャード・ニクソン(Richard Milhous Nixon)による1972年の宣言により、6月の第3日曜が父の日としてアメリカの公式な記念日になったのです。

 

父の日にはワインと一緒に黄色いバラも

母の日といえば赤いカーネーションが定番のプレゼントですが、父の日には黄色いバラを贈る習慣があります。これは、初めての父の日の式典に、ソノラ・スマート・ドットたちが故人となった父親の墓前には白いバラを供えたことがきっかけになったようです。

その後、日本で「日本ファーザーズ・デイ委員会」によって「父の日黄色いリボンキャンペーン」がおこなわれ、幸福や喜びの象徴であり、愛する人の無事を願うという意味のある、黄色が父の日のイメージカラーとなりました。そして、黄色いバラが父の日の贈り物として認知されるようになったのです。

ぜひ、父の日には美味しいワインと一緒に、黄色いバラも贈ってみてはいかがでしょうか?

 

世界各地の父の日

日本ではワインやバラなどのプレゼントを贈る父の日ですが、世界各地での父の日はどのように祝われるのでしょうか。世界各地の父の日についてご紹介していきましょう。

 

北米

父の日発祥の地、アメリカではカードを贈ったり、チョコレートやワイン、お花をプレゼントしたり、というのが最近の父の日の定番です。また、アメリカのお隣、カナダでは父の日にアウトドアを楽しむ、という習慣もあるそうです。

 

ヨーロッパ

いっぽう、ドイツの父の日は6月ではなく、イースターから数えて6回目の日曜日、5月のキリスト昇天祭にあわせておこなわれます。ドイツの父の日は子どもたちが父親に感謝を示す日、というより、お父さん同士が一緒になって羽を伸ばす日、ととらえられています。ですから、父の日には外に出かけ、仲間とビールなどを飲んで盛り上がる、というのがドイツのお父さんの一般的な過ごし方なのです。

スペインの父の日はアメリカや日本などと異なり、毎年3月19日におこなわれます。スペインで父の日が祝われるようになったのは1948年、マドリッド(Madrid)のある教師が、母の日があるのに父の日がないことへの父親たちの不満を聞き入れ、学校で父親への感謝を示す行事を始めたのがきっかけです。そもそも、3月19日はスペインで大工の守護聖人「サン・ホセ(San Jose)」を祝う日でした。キリストの父であるサン・ホセを祝う3月19日、スペインで初めておこなわれた父の日の行事では生徒たち手作りのプレゼントの贈呈やお遊戯の発表がおこなわれたそう。現在、日本の保育園や小学校でおこなわれる父の日のイベントに通じるものがありますね。ちなみに、イタリアやポルトガルの父の日もスペイン同様、3月19日におこなわれます。

いっぽう、フィンランドの父の日の発祥はちょっと他の国とは様相が異なります。11月の第2日曜がフィンランドの父の日なのですが、なんでも、11月に祝日がなかったからこの日が父の日になったのだとか。

 

韓国・中国

日本のお隣、韓国の父の日は5月8日です。ただ、この日は母の日も兼ねていて、いわば「両親の日」。この日には花などのほか、電化製品や商品券など、高価なものを贈るのが一般的なのだそう。そして、中国の父の日は日本と同じ、6月の第3日曜ですが、台湾では「爸爸(bà・ba、/お父さん)」の語呂合わせで、毎年8月8日が父の日として祝われ、アクセサリーなどのプレゼントを送るのが一般的です。

 

父の日のプレゼントにおすすめのスペインワイン

ここからはいよいよ、父の日のプレゼントにおすすめのスペインワインをご紹介します。

 

オ・ルアール・ド・シル ゴデージョ(O Luar Do Sil Godello)

キラキラときらめくレモン色が父の日のプレゼントにぴったりな逸品です。青リンゴやハーブ、グレープフルーツのような爽やかな香りにトロピカルフルーツのニュアンスも楽しめます。非常にフルーティで酸味はほどよく、生ハムとフルーツを合わせたサラダや刺身、魚介類の鉄板焼きなどとのペアリングがおすすめです。

スペイン固有品種のゴデージョ(Godello)100%使用で、フレッシュかつフローラル、優雅な余韻が楽しめる、ワイン通のお父さんにもきっと喜んで頂ける1本です。

 

ラエルテス・レイ(Laertes Rey)

トロイの木馬で知られる、ギリシャ神話の英雄、オデュッセウスの父、ラエルテス王をラベルにあしらったオーガニック認証赤ワインです。

スペイン最上級の特選原産地であるリオハ(D.O.Ca Rioja)で収穫される全ぶどう品種のわずか0.5%しか作られない古代品種、マトゥラナ・ティンタ(Maturana Tinta)を100%使用。ルビーレッドの色合いで、赤系果実のアロマと絹のような口当たり、控えめな酸とタンニンがバランスよく楽しめます。ギリシャ神話にとっての欠かせない存在であるラエルテス王のワインを贈って、たったひとりのお父さんへの、特別な思いを伝えてみてはいかがでしょうか?

 

アグスティ・トレジョ・マタ クリプタ グラン・レセルバ(Agustí Torelló Mata Kripta Gran Reserva)

スペイン国内ベスト13ワイナリーに選ばれたアグスティ・トレジョ・マタ社(Agustí Torelló Mata)によるノン・ドサージュ(Non Dosage)のプレステージカヴァで、ワンランク上の父の日のプレゼントはいかがでしょうか。

黄金の色合い。熟成によって長い時間をかけて生み出された上品な泡が溶け込み、滑らかな口当たりが楽しめます。複雑で濃縮感のある果実味、ブリオッシュのような甘く香ばしいイースト香、洋菓子のような甘さやすっきりとしたスパイシーさ、フレッシュなハーブのような涼やかさもあり、大変奥深い香りと味わいです。長い余韻が上質で、優雅かつ繊細。大切な方への贈り物にぴったりです。

 

まとめ

父の日に関するさまざまなエピソードとともに、父の日のプレゼントにおすすめのスペインワインを紹介しました。

ふだんはちょっと照れくさくて伝えられないお父さんへの感謝の気持ちを、ぜひ、スペインワインと一緒に伝えてみてください。

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